あの日の約束と初恋【名探偵コナン/松田陣平】

Love20 ページ21

「高飛びしたい」


陣「どこにだよ、ていうか、何でだよ」


最近、忙しい。そりゃあもう、半端ないくらいに。


陣平に背を向けて、ベッドの上でスマホを取り出す。


ちなみに、あの日以来キスはしてないし、それ以上なんて以ての外。


今も、私が勝手に陣平のベッドに寝転んでいるだけ。彼は困ったようにベッドの側に立っている。


陣「てか、自分の部屋行けよ」


「ちょっと待って。高飛びの手配してから」


陣「おい」


アドレスからソフィアの番号を引っ張ってくる。


えっと、今が22:32だから…向こうは6:32か。


まぁいいか！


起きてるよね？


数回のコールの後、ソフィアは出てくれた。


ソ『Good morning.(おはよう)A。What happened?(どうかしたの)』


「Good morning,(おはよう)ソフィア。
I have a little consultation.(少し相談があるの)」


ソ『A boyfriend's thing? !(彼氏の事)？！』


「Why does it happen?(何でそうなるの)」


ソ『I heard from Mary!(マリーから聞いたわ)
You confessed to him, do not you?(彼に告白したんでしょう)』


情報早いな。


「Can I speak in Japanese?(日本語で話していい)」


ソ『ええ！いいわよ！で？！どうなの？！』


「それはまた今度。でさ、ソフィア。忙しいとは思うんだけど、今度そっち行っていい？」


ソ『明日にでも来ていいわよ！』


「きゃあー！持つべきものは友ね！」


ソ『来るのはいいけど、彼氏連れて来なさいよ！』


マジか。


「聞いとく。なるべく早く行くわ！」


電話を切ると、陣平に目で尋ねる。


すると、陣平はため息をついて頷いた。


陣「上と掛け合う。最悪、仮病で休む」


「ありがと、陣平」


陣「調子いい奴め」

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