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ナース ページ40

今朝の目覚めは衝撃的すぎたけど、さっそく昨晩イゾウさんが言っていたようにナースの人たちがいる部屋にやってきた。

扉をノックして中に入ると、ナースで一番仲がいいリタが声をかけてきた。

「あら、A。どうかした?」

「あの、えっと…色々と教えて欲しい事があって…」

そう言うと、リタは笑顔を浮かべて私をソファに案内した。

「何が知りたいの〜?」

楽しそうに紅茶を用意しているリタに、私は思い切って尋ねた。

「昨日イゾウさんに、“ 襲う ”とかなんとかって言われたんだけど、それってどういう意味?」

すると、リタは手に持っていたカップを落としそうになった。私は慌ててカップをキャッチすると、彼女に渡した。

「ありがとう…。って!A?!何言ってるの?!驚かせないでよ!」

「ゴメンなさい…」

無意識のうちに、口からは謝罪の言葉が出ていた。リタはカップに紅茶を淹れて、私に渡してくれた。

「ありがとう」

「で、あなた本当に意味分かってないの?」

リタの言葉に頷く。すると突然彼女は、ソファに座りながら深いため息を吐いた。

「イゾウ隊長が可愛そうだわ…」

「え?!何で?!」

世の中の人たちは知っているのか…。

「ちなみに、Aは誰かと付き合った事ある?」

首を横に振る。

自慢ではないが、この世界に来るまでは誰かに好意を持たれた事なんて一度もない。そもそも、誰かに好意を持った事もない。私が唯一好意を持ったのは、紙の中のこの世界に生きる人。

「じゃあ、付き合った男女は何をすると思う?」

「一緒に出かけたり…とか?」

「それだけ…?」

頷くと、テーブル越しにリタは私の肩を掴んで揺さぶってきた。

「知識なさすぎ!よくそんなんで今まで生きてこれたわね!」

そんな事言われても…。自分に必要ない知識は覚えようとか、知ろうとか思わなかったからなぁ…。

「私がきちんと教えてあげる!聞いて!」

リタの言葉に頷くと、彼女はどこからかホワイトボードを持ってきた。




顔に熱が集まるのが分かる。

「そ、そ、そんな行為にい、一体な、何の意味が…!」

リタから聞いたのは、生々しい男女の色恋について。

聞きたくなかった。

「じゃ、じゃあイゾウさんと仮に、死んでもあり得ないけど、付き合う事になったら、そんな破廉恥な事を…」

考えただけで恥ずかしい。

「あなた、そんなにイゾウ隊長嫌いなの?」

「違うけど…」

好きになってはいけない理由なんて、私は誰にも言わない。

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イゾウRAVU - 10才だと五年生ですよ! (2018年12月9日 13時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
アベッチ - 面白いです!頑張ってください!! (2018年3月23日 16時) (レス) id: 6605acb6b9 (このIDを非表示/違反報告)
焔彩(プロフ) - コメントありがとうございます!夢主ちゃんは色恋沙汰に関しては純粋すぎるんです。故にイゾウは苦労人だったわけです。 (2018年1月21日 22時) (レス) id: 5e6d9dd208 (このIDを非表示/違反報告)
ミンハオの嫁()(プロフ) - 夢主ちゃん純粋すぎるぅぅ!私なんて、私なんて、小5で知ってましたよぉぉ!!純粋なんて程遠いいいいい!羨ましいわっ!。。ちなみに初コメです笑笑 (2018年1月21日 20時) (レス) id: 48f96f1def (このIDを非表示/違反報告)
juantya_(プロフ) - イゾウがすきなので、こういうストーリー好きです!更新頑張って下さい! (2018年1月14日 12時) (レス) id: 2079238fcf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:焔彩 | 作成日時:2018年1月10日 16時

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