ガープさん ページ9
ある日、ダダンの家に綺麗な女の人が来た。
ルフィは喜んで飛びついていったけど、私たちは影から見る。
どうやらあの人はマキノというらしい。
呼ばれたから、サボと一緒にそっちに行こうとするけど、エースが動こうとしない。
「ほら、エース」
エースの腕を引いてマキノの方に向かう。
マ「あら、女の子もいたのね。服持って来たの。サイズ測ってもいいかしら？」
というわけで皆で服の大きさをチェック。
マ「Aはエースのお姉さんなの？」
「うん。だから、私がエースを守ってあげるの。その為に強くなるんだ」
マ「フフフ、優しいのね。じゃあたまには、女の子っぽくしてみようか」
いつもズボンを履いていたから、ワンピースは足元がスースーしていて慣れない。
「どう？エース、サボ、ルフィ」
サ「女っぽくなったな」
ル「似合ってるぞ」
エ「別にどうも思わねえよ」
サボとルフィはそう言ってくれるのに、エースは冷たい事を言ってくる。
マ「じゃあ次はエースね。こっちにいらっしゃい」
エースがマキノに採寸してもらっていると、彼の顔は僅かに赤くなっていた。
サ「赤くなってるな」
ル「照れてんぞ〜」
「可愛いね」
エ「うっせえ！」
怒られた。
マ「こら、動かないで」
マキノに怒られて黙るエース。
ル「怒られてやんの〜」
その日の夜は、珍しく食事争奪戦が起こらなくてマキノのおかげで食器に盛られた綺麗な食事にありつけた。
「美味しい！マキノは料理上手だね」
マ「そう？ありがとう」
いいなぁ。私も料理上手になりたい…。
皆でワイワイご飯を食べていると、ダダンたちが口の中身を吐き出すのと同時に、背後から咳払いが聞こえてきた。
エースとルフィと一緒に恐る恐る振り向くと、ガープさんが立っていた。
ガ「まぁだそんな事を言っておるのか。お前らがなるのは海兵じゃとまだ分からんのか！」
そして、私たち三人とダダンに拳骨を落とすガープさん。
痛い…。っていうか私…風なのに…。
ガープさんがサボに目をつける。
ガ「坊主、お前も海に出たいとか言っておったな」
ル「坊主じゃねえ！サボだ！兄弟の盃を交わして海賊になるって誓ったんだ！」
「「余計な事を…」」
エースとうちひしがれる。何であの子はいつも余計な事を言うのだろう…。
ガ「ほぅ、それはつまりワシにしごいて欲しいバカもんが四人に増えたという事じゃな」
「「「「え？」」」」
全員で、ガープさんとの命がけの鬼ごっこが始まった。
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ジン - とてもいいか終わり方です！しかもとても面白かったです！お疲れ様でした！ (2017年8月15日 22時) (
レス) id: f63945df23 (このIDを非表示/違反報告)
トロ丸くん - 完結おめでとうございます！！！すごく面白かったです！ (2017年8月4日 18時) (レス) id: 03aa5adfc5 (このIDを非表示/違反報告)
カグサ - 一話から全部読まさせていただきました!! スゴく面白かったです!! (2017年7月31日 21時) (レス) id: b3a70d09a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焔彩 | 作成日時：2017年7月25日 14時
