呼び出し ページ35
伝書バットは私の前に来ると手紙を渡してきた。差出人を見ると、世界政府全軍統帥のゴングさんからだった。
「ヤバ…」
ル「何だ?それ」
中身を取り出して読む。
【 CP9所属 ゴール・D・A。一週間以内に来い。遅れる事は許さん。 ゴング 】
「…うわぁ…」
え?何?もしかして私クビどころじゃなくて殺される?
「と、取り敢えず見なかった事にしよう…」
今は暗い気分になりたくない。
エ「いいのか?」
「ダメだけど…気にしない方向で」
エ「お、おう…」
ル「ところで、A。ハトの奴らどうした?」
ルフィがいい感じに話題を変えてくれた。
「置いてきたよ。連れてきた所で味方になるわけないしね」
エ「なんだ、ルフィ。Aの仲間を知ってんのか?」
気軽に聞いてるけど、エース知らないのかな?私が政府の役人だって…。
ル「知ってるも何も、こいつらおれの仲間を殺そうとしたんだ。おれもAに殺されかけた」
「結果的に殺さなかったでしょ」
不「所でエースの姉貴。お前何者なんだい?」
今更な感じがするけど…まぁいいか。知ってるのルフィくらいだし。
「政府直属の諜報機関、CP9の一人よ」
エ「CP9?!」
「そっ」
私は空を仰ぎ見た。
「色々な人を騙して、色々な人を殺してきた。海賊も、革命軍も、一般市民でも。だけどルフィだけは殺せなかった。義理とはいえ弟…。本気にすらなれなかった」
すると、ルフィは驚いたような顔をしていた。
ル「本気じゃなかったのかぁぁ!!」
「当たり前でしょ」
エ「だよな〜。ルフィからAに勝ったって聞いたから、そんなわけねえだろって言ってたんだよ」
さっき赤イヌと戦ったのが本気だ。
「悔しかったら本気にさせてみれば?」
エ「やめとけ、ルフィ。Aには勝てねえよ」
その時、ルフィのお腹が盛大に音を立てた。
「お腹空いた?」
ル「おう」
エ「じゃあメシにするか。マルコ」
不「あ?何だよい」
なぜそこで不死鳥マルコを呼ぶのか不思議だ。
エ「メシ」
不「自分で準備しろよい!!」
エ「料理なんてできるわけねえだろ」
胸を張って言うエース。私もできないから何も言えない。
不「っち。お前ら、準備するぞい」
「…流石1番隊隊長。統率力はかなりのものね」
変な所で不死鳥マルコに感心してしまった。
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ジン - とてもいいか終わり方です!しかもとても面白かったです!お疲れ様でした! (2017年8月15日 22時) (レス) id: f63945df23 (このIDを非表示/違反報告)
トロ丸くん - 完結おめでとうございます!!!すごく面白かったです! (2017年8月4日 18時) (レス) id: 03aa5adfc5 (このIDを非表示/違反報告)
カグサ - 一話から全部読まさせていただきました!! スゴく面白かったです!! (2017年7月31日 21時) (レス) id: b3a70d09a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:焔彩 | 作成日時:2017年7月25日 14時