御伽草子４２５ ページ39
紫織「ううん。あれはうちがやったんじゃない。誰かの優しい手が、うちと母ちゃんを抱いて守ってくれた…」
そんな紫織の言葉に
紫津「あれは月夜丸殿…父上の手だったのよ。」
紫織「うん…」
紫津が紫織の肩を抱いて言った。
主人公「きっと月夜丸さんの願いも、紫織ちゃんが自由になることだったのよ。」
主人公はそう言って犬夜叉を見つめた。
犬夜叉「あぁ？」
主人公「ふふ、ううん。」
犬夜叉「ﾌｯ、おーい行くぞ！」
犬夜叉は水平線を見つめる母娘を見て微笑むと、一行にそう声をかけた。
ハチ「腹も空きました！」
七宝「オラも腹減ったぞ！」
珊瑚「そうだね。」
弥勒「さぁ行きますか。」
優斗「早くどっかで食おうぜ。」
かごめ「私もお腹空いちゃった！」
と、一行がそんなことを話している横で、主人公は母娘の背中を見つめていた。
主人公「(犬夜叉は紫織ちゃんを助けようとしていた。きっと、鉄砕牙を強くするっていう目的も忘れて…だから、月夜丸さんの思いが犬夜叉に力を貸してくれたのかもしれない…」
主人公はそんなことを思いながら、一行と合流したのだった。
そして一行はハチに乗って空を飛んでいた。
すると
七宝「犬夜叉は何を考えておるのじゃ？」
冥加「犬夜叉様が考え込むなんて、珍しいこともあるもんじゃあ。」
犬夜叉「あのなぁ！」
七宝と冥加がそんなことを言い、犬夜叉は睨まをきかせた。
弥勒「しかし、これからもあの母娘、苦労するでしょうな…」
犬夜叉「ｹｯ、余計な心配すんな！苦労が怖くて半妖なんてやってられるかってんだ！」
と
ｸﾞｲｯ
弥勒「まぁ、ここに一応立派に育った見本がいますけどもねぇ。」
弥勒は錫杖で犬夜叉の頭をつつきながら言う。
珊瑚「こんなにひねくれないといいけど。」
優斗「これは異例だろ。」
かごめ「そうかもねぇ。」
犬夜叉「お前らなぁ！」
犬夜叉は一行の言葉に怒りを見せる。
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アヒル - この物語すごく好きです。更新頑張ってください！ (2019年12月8日 3時) (
レス) id: 389485fa80 (このIDを非表示/違反報告)
冷 - 更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年10月11日 7時) (レス) id: c78fd194e0 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 私も、同じです。無理はせず、更新お願いいたします！ (2019年10月3日 18時) (レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
夢プリン(プロフ) - 犬夜叉が大好きです！主人公ちゃん可愛い！これからも頑張ってください、応援してます(^^) (2019年9月7日 16時) (レス) id: f6f6602301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりん | 作者ホームページ：
作成日時：2019年8月25日 13時
