御伽草子421 ページ35
そして周りを見れば
かごめ「村が…」
主人公「ひどい…」
村は破壊さ尽くされた。
一行はそれに呆然としてしまう。
大獄丸「ゲヘヘ、もうこの村には用はない。お前達全部たいらげろ!」
百鬼蝙蝠《ギャーギャー!》
すると
紫津「大獄丸!もうこれ以上は!」
紫津が前に出ていった。
かごめ「お母さん!」
紫津「この村はお前様の息子、月夜丸殿が生きている間は平和だった!月夜丸殿が守っていてくれたからだ!私と紫織の平穏な暮らしを願って、この村を襲わずにいてくれた!お願いだ!その月夜丸殿が遺してくれた気持ちをどうか察して!」
紫津は大獄丸にそう願出た。
しかし___
大獄丸「奴が遺した気持ちだと?ゲヘヘヘ、世迷言を。月夜丸、我が息子ながら愚か者であった。人間の女になぞ惚れたばかりに死期を早めたのだからな!」
紫津「え…どういうこと…?」
大獄丸の言葉に紫津は理解が出来なかった。
そして
大獄丸「お前の言う通り、月夜丸はこの村を守ると言った。もしそれが叶わんなら、このわしから受け継いだ結界の守り役の座を捨てて、一族を去るとまで。最早奴は心まで人間の女に骨抜きにされおった。だから…」
紫津「だから…?」
大獄丸「…」
犬夜叉「だからなんだ!?___てめぇまさか!血肉を分けた自分の息子を!?」
大獄丸「ゲヘヘヘ、そうさ。このわしが月夜丸をあの世へ送ってやったのよ。」
紫織「!!」
大獄丸の言葉に、紫織と紫津に衝撃が走った。
紫津は衝撃すぎて、立つこともままならなくなった。
大獄丸「紫織さえおれば、奴は必要ないのだからな。」
主人公「紫津さん!しっかり!」
紫津はそのまま倒れて気を失った。
主人公がそれを支えた。
犬夜叉「大獄丸!てめぇ絶対許さねぇぞ!たたっ斬ってやる!!」
犬夜叉は大獄丸に本当に怒り、鉄砕牙を構えるが
大獄丸「ゲヘヘヘ、やってみぃ。ただし見た通り、紫織には結界を加減出来る力はない。万が一、貴様の刀が結界を斬ったとしても、その時はわしと共に紫織も死ぬのだ!」
犬夜叉「野郎…!」
大獄丸の言葉に一歩も踏み出せない。
弥勒「勝機はあるのか犬夜叉?」
優斗「どちらにせよ戦況は著しいままだぞ。」
主人公「(紫織ちゃんを傷つけずに、大獄丸だけを斬るなんて出来るの…?紫織ちゃんは結界のコントロールが出来ない…上手く結界を斬っても、大獄丸もろとも紫織ちゃんまで斬ることに…!」
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アヒル - この物語すごく好きです。更新頑張ってください! (2019年12月8日 3時) (レス) id: 389485fa80 (このIDを非表示/違反報告)
冷 - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年10月11日 7時) (レス) id: c78fd194e0 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 私も、同じです。無理はせず、更新お願いいたします! (2019年10月3日 18時) (レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
夢プリン(プロフ) - 犬夜叉が大好きです!主人公ちゃん可愛い!これからも頑張ってください、応援してます(^^) (2019年9月7日 16時) (レス) id: f6f6602301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりん | 作者ホームページ:
作成日時:2019年8月25日 13時