御伽草子408 ページ22
犬夜叉「無双を取り込んだ…」
奈落「フッ、鬼蜘蛛はまだわしの体の繋として必要だったのだ。お前にしては良い推察だったな犬夜叉?」
犬夜叉「繋?」
すると
弥勒「奈落よ、もう一つ聞く。再び鬼蜘蛛の心を取り込んだお前は、半妖か?」
弥勒がそんなことを奈落に聞いた。
奈落「聞いてどうする?」
弥勒「少し前、貴様の城の結界が緩んだ時があった。犬夜叉や鋼牙、鼻の良いものに嗅ぎつけられるくらいにな。あれはわざとではなかったはずだ!」
犬夜叉「(弥勒の奴、何を聞き出そうってんだ?」
優斗「(弥勒、まさか…」
奈落「そうか法師…貴様、この奈落にも弱体化する時があるか聞きたいのだな?全ての半妖がそうであるように。」
弥勒「あの時、貴様の力は弱まっていたはずだ!」
犬夜叉「なっ…」
優斗「精霊たちもそれに感づいていた。お前も妖力が衰える日があるんじゃねぇのか?」
奈落「ははは、だがいつ弱体化するかは半妖の絶対の秘密。犬夜叉、貴様はどうなのだ?」
犬夜叉「何だと?」
奈落「他の半妖共同様、妖力を失い、敵に姿を隠しながら震えているのか?」
犬夜叉「て、てめぇ…」
弥勒「(この話より、奈落は本当に神楽から話を聞いないらしい…犬夜叉のその日が、朔の日だということを…」
奈落「法師よ、察しの通りわしにも動けぬ時はある。ただしわしはその時を選べるのだ。自分の意思でな。」
弥勒「何?」
犬夜叉「そんな真似ができるもんか!」
奈落「人と妖怪の間に生まれた貴様とこの奈落では、そもそも成り立ちが違うのだ。そうは思わんか、神楽?その間にわしは試しているのだ。強いところをより強く組み直し、弱いものを捨て、さらに強くとな。」
弥勒「(奴は自分の体を作りかえることが出来るというのか?」
犬夜叉「てめぇ…」
優斗「(そうか…こいつの場合は複数の妖怪が鬼蜘蛛を繋とした融合体…普通の半妖とそもそもの生まれ方が違う…」
奈落「確かに今わしは半妖よ。だが、決まった時に妖力を失い、他の妖怪にコソコソ身を隠すだけの憐れな半妖とは違うのだ。」
その奈落の言葉に
犬夜叉「ケッ、よくもベラベラ喋ってくれたな!いい加減休ませてやるぜ!喰らえ!」
犬夜叉はそう言って鉄砕牙を振った。
しかし何かに阻まれてしまう。
それは
犬夜叉「何だ…!?」
弥勒「結界…」
奈落の結界だった。
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アヒル - この物語すごく好きです。更新頑張ってください! (2019年12月8日 3時) (レス) id: 389485fa80 (このIDを非表示/違反報告)
冷 - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年10月11日 7時) (レス) id: c78fd194e0 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 私も、同じです。無理はせず、更新お願いいたします! (2019年10月3日 18時) (レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
夢プリン(プロフ) - 犬夜叉が大好きです!主人公ちゃん可愛い!これからも頑張ってください、応援してます(^^) (2019年9月7日 16時) (レス) id: f6f6602301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりん | 作者ホームページ:
作成日時:2019年8月25日 13時