時_20 ページ22
犬夜叉は弾かれ、木にぶつかった。
そしてまた光の玉を放つ。
犬夜叉「!桔梗…!っ!うっぐっ…」
それは犬夜叉の腕、腹部、胸に刺さった。
犬夜叉「っ…へっ…結局あの時と同じかよ…(いや、違う…あれは桔梗でも、蓮でもねえ…主人公だ!」
犬夜叉は主人公の姿を見て、桔梗と蓮を重ねていた。
主人公「(お願い犬夜叉…私から離れて…逃げて…!」
瑪瑙丸『さぁやれ!』
主人公「(やめて…!これ以上犬夜叉を傷つけないで!」
瑪瑙丸『犬夜叉にトドメを刺すのだ!』
主人公は手に持った葉を弓矢に変えた。
主人公「(やめてぇぇええ!!」
瑪瑙丸『死ね!犬夜叉!!』
だが
カランカラン
主人公「あ…(声が、出る…!」
主人公は矢を落とした。
主人公「犬、夜叉…お、願いっ…逃げ、て…まだっ、身体が、言うことを、きかな、いの…」
主人公は口でそういい、身体は矢を拾おうとしていた。
主人公「にげ、て…このままじゃ、私っ…犬夜叉、を…」
すると
犬夜叉「ったくよー!いい加減にしやがれ!」
主人公「あ…」
犬夜叉が声を荒らげた。
犬夜叉「ったく、どいつもこいつも、逃げろ逃げろって、うるせぇったらねぇぜ…」
そう言いながら犬夜叉は立ち上がる。
犬夜叉「俺は逃げねぇ…お前を残したまま___
___逃げたりしねぇんだよ!!!」
主人公「犬、夜叉っ…」
主人公は犬夜叉の言葉に涙を流すことも出来ず、ただ操られる自分の身体を制御しようと必死になった。
しかし
主人公「あっ…(また、あの音がっ…」
また、草笛が主人公の頭に響いた。
犬夜叉「くそっ…蛾の毒が…」
主人公は必死に止めようとするが___
カチ
そのまま矢を持ち、構えた。
主人公「(犬夜叉っ…いやっ…やめてっ…いや…!」
そして___
バシュンッ
主人公「(いやぁぁぁあああ!!」
矢が、放たれた___
その時犬夜叉の目に映ったのは
犬夜叉「(主人公…」
涙を流した主人公だった。
そしてそれはまっすぐと___
犬夜叉「ぐあっ!」
犬夜叉の胸へ突き刺さった。
主人公「犬夜叉…!犬夜叉ぁぁあああっっっ!!」
その瞬間、主人公の額の勾玉は砕け散り、周りを飛んでいた蛾が消し飛んだ。
それと同時に、刺さった矢も消えた。
76人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まりん(プロフ) - ユリさん» コメントありがとうございます!申し訳ございません。本編と並行しておりますので、更新には時間がかかってしまいます…出来るだけ更新しますので、待ってくださると幸いです! (2017年12月30日 18時) (レス) id: 7680a40a79 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 更新待ってます続きが読みたい (2017年12月30日 17時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まりん | 作者ホームページ:
作成日時:2017年9月16日 21時