式神少女と半妖の戦国御伽草子【犬夜叉】ー映画版ー

時＿１３ ページ15

すると

主人公「んっ…あ…」

主人公が目を覚ました。

主人公「な、なにこれ…って、うわ！」

主人公は蔓をちぎり、下へ落ちた。

玻璃「こいつ、藤の根を苦もなく解くとは…」

瑪瑙丸「式神と巫女の力を持つというのは本当のようだな。」

主人公「あなた達誰！犬夜叉は！優兄ちゃんとかごめちゃんはどこなの！」

主人公は三人を睨んで言う。

瑪瑙丸「心配せずともやつはすぐここへ来る。」

主人公「私をどうする気なの！」

すると

雲母「ｸﾞﾙﾙﾙ」

主人公「雲母…！」

主人公は雲母の存在に気づき驚きを隠せない。

主人公「あなたたち、雲母に何したの！」

玻璃「この子たちはもう私たちのもの。」

主人公「っ！ハク！」

ハク『うん！』

主人公は近くにあった弓矢を構え、ハクを呼び出した。

主人公「雲母を元に戻して！」

瑪瑙丸「威勢のいい巫女だな。」

主人公「私は本気だから！雲母を戻して！」

玻璃「お前たち、この小娘の相手をしておあげ。」

玻璃がそう言うと＿＿＿

ﾊﾞｻﾞﾊﾞｻﾞ！

主人公「！あの時の！」

大量の蛾が主人公に向かう。

主人公「きゃ！」

ハク『主人公！』

ハクが主人公に寄り、結界を張る。

玻璃「ハハハハ！」

すると

ﾋﾞｭｰｯ！

何かが飛んできた。

それは蛾を斬り裂いた。

よくみると

主人公「飛来骨！」

飛来骨だった。

そしてやって来たのは

主人公「珊瑚ちゃん、弥勒様！」

珊瑚と弥勒だった。

珊瑚「主人公ちゃん！」

弥勒「雲母ばかりか主人公様までいらしたとは！」

二人は主人公がいることに驚いた。

珊瑚「何を企んでるのか知らないけど、二人は返してもらうよ！」

二人は降りて玻璃と瑠璃へ向かう。

雲母も変化し戦う気満々だ。

珊瑚「雲母！」

玻璃「あなたの元へ帰りたくないそうです。」

玻璃は頭に付けている葉を抜き、刀に変化させた。

玻璃「はっ！」

玻璃は珊瑚に攻撃を仕掛ける。

珊瑚「くっ！うわっ！」

珊瑚は防ぐしかできない。

弥勒「珊瑚！」

弥勒が珊瑚の元へ行こうとするが

瑠璃「あんたの相手は私だ！」

瑠璃が槍を持って弥勒へ向かう。

瑠璃「はっ！」

弥勒「ふっ！」

お互い攻防を繰り返す。

そんな中主人公は瑪瑙丸に矢を向ける。

ﾋｭ！

しかしそれは命中しなかった。

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