時_12 ページ14
その頃、主人公を連れ去った瑪瑙丸は___
玻璃「瑪瑙丸様!」
瑠璃「首尾はいかがで?」
時代樹に戻ってきていた。
そこには髪の長い女と髪を両サイド団子にした女がいた。そして雲母も。
瑪瑙丸「見ての通りだ。」
玻璃「その小娘は?」
瑪瑙丸「やつをおびき寄せる餌だ。」
瑠璃「犬夜叉をここに?」
主人公は寝かされ、蔓で縛られる。
瑪瑙丸「破壊の剣には結界が張られていた。」
瑠璃「では…」
瑪瑙丸「奴にしか持つことが出来ん。この牙の封印を解かぬ限り、"継承の儀式"を行うことは出来ぬ。その為にはやつの鉄砕牙が必要なのだ。」
玻璃「しかし、こんな人間の小娘でおびき出せるので?」
瑪瑙丸「来る。あの一族は人間好きなのだ。かつてやつの父は人間の女に惚れた。そしてその父の血を受け生まれた犬夜叉もまた、人間の女とつるんでいる。」
瑠璃「ほんと、物好きなこと。」
瑪瑙丸「玻璃。」
玻璃「はい。」
瑪瑙丸「この女を支配しろ。」
玻璃「は?」
玻璃は瑪瑙丸の意図が理解出来なかった。
瑪瑙丸「半妖を始末するのに、ちょっとした座興を思いついた。」
瑪瑙丸はニヤリと笑う。
玻璃「承知致しました。」
そして玻璃は雲母を瑠璃に預け、主人公に近づき、頭につけてる勾玉を主人公の額に近づけるが___
バチバチ!
カランカラカラ___
瑪瑙丸「ん?」
玻璃「あ…」
勾玉は弾かれ、落ちた。
瑠璃「どうした玻璃?」
玻璃「この小娘、強い霊力を持っている。それに胸にあるこれは…精霊石…式神使いなのか…巫女なのか…」
瑠璃「まさか。こんな奇天烈な形をしてるのに。」
すると瑪瑙丸は胸からあるものを出した。
瑪瑙丸「これを使うてみよ。」
瑠璃「四魂の欠片…」
玻璃「よろしいので?」
それは赤い四魂の欠片。
瑪瑙丸「真に強い者ならば、こんなもの必要ない。」
そう言い、四魂の欠片を弾き、玻璃の元へ。
玻璃はそれを受け取ると勾玉と重ねた。
そしてそれは赤い勾玉へと変化した。
玻璃はニヤリと笑い、主人公の額に埋め込んだ。
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まりん(プロフ) - ユリさん» コメントありがとうございます!申し訳ございません。本編と並行しておりますので、更新には時間がかかってしまいます…出来るだけ更新しますので、待ってくださると幸いです! (2017年12月30日 18時) (レス) id: 7680a40a79 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 更新待ってます続きが読みたい (2017年12月30日 17時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりん | 作者ホームページ:
作成日時:2017年9月16日 21時