式神少女と半妖の戦国御伽草子【犬夜叉】 (ページ36)

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御伽草子３４ページ36

戦国時代では…

ﾄﾞｼﾝｯ！

七宝「何をするじゃ犬夜叉ー！」

犬夜叉「うるせぇ！」

犬夜叉が精霊の井戸に大木を突っ込んでいた。七宝が止めるが聞かない。

七宝「井戸を潰したら主人公が帰って来れないではないか！犬夜叉は主人公に会えなくなってもいいのか!?せっかくかごめが時代に戻り主人公を探してるというのに！」

犬夜叉「けっ、あいつがいると俺が思うように戦えねぇんだよ…」

犬夜叉は足にひっついてる七宝を払った。
七宝は井戸の前に座り込む。

犬夜叉「行くぞ弥勒、優斗。」

弥勒「どこへ？」

優斗「何なんだお前。」

犬夜叉「決まってんだろ！奈落を見つけてぶっ殺す！」

犬夜叉は叫ぶ。

優斗「…だとよ七宝。」

弥勒「さぁ、七宝。」

七宝「知らん、犬夜叉なんか…嫌いじゃ…」

涙を拭いながらい言う七宝。

犬夜叉「けっ！勝手にしろ！」

弥勒「些か、乱暴なやり方ですな。」

優斗「こんなことしてあいつが喜ぶとでも思ってんのか。あいつが危険じゃないと言いきれるのかよ。」

犬夜叉「分かってんなら黙ってろ！」

犬夜叉は怒鳴り散らす。

弥勒「奈落を探すと言ってもどう探すのです？手がかりはあるのですか？」

犬夜叉「そ、それは…」

弥勒の鋭い言葉に犬夜叉は言葉を詰まらせた。

優斗「ないんだな」

犬夜叉「うるせぇ！」

弥勒「自分で言ったくせに。主人公様とかごめ様がいないからって私に当たらないでください。」

優斗「単細胞かよ。」

犬夜叉「お前らな！」

弥勒「まぁまぁ、ここは冷静になって考えようではありませんか。」

弥勒は近くの岩場に腰を下ろす。

犬夜叉「そんな暇ねぇ！」

犬夜叉は怒鳴り先へ行くが…

弥勒「私だって！」

弥勒が叫んだ。

弥勒「一刻も早くこの手で倒したい！50年前私の祖父に風穴を開け、私の代まで呪いをかけた奈落を…！」

犬夜叉「弥勒…」

弥勒が珍しく怒鳴り、犬夜叉は何も言えなかった。

そして犬夜叉は弥勒の隣に腰掛けた。

犬夜叉「考えんの苦手だ。お前が考えろ。」

弥勒「こうゆうのは順序だてて考えた方がいい。」

優斗「順序だてて？」

弥勒「犬夜叉、お前は50年前にこの村で奈落の罠にかけられたと言いましたね。」

犬夜叉「あぁ。」

弥勒「奈落に会った事があるのですね？」

犬夜叉「それは…」

犬夜叉は昔の記憶を呼び起こす。