式神少女と半妖の戦国御伽草子【犬夜叉】 (ページ13)

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御伽草子１１ページ13

そして夕方…
事は急展開をむかえる。

犬夜叉「おい、ちょっとツラ貸しな。」

男「な、な!?」

犬夜叉は一人の男をつまんだ。

かごめ「あ、また！」

主人公「犬夜叉…」

優斗「飽きねーな…」

七宝「これで六人目じゃ…懲りん奴じゃなぁ…」

かごめたちもあとを追ってきた。

男「な、なんじゃ貴様は！わしは豪族…あぁ、いや、ただの絵師だが…」

男は声を荒らげ、戸惑ってる様子だ。

犬夜叉「絵師だと？お前何やらかした！炭に混じって血の匂いがプンプンするぜ！ああ？」

男「は、離せ、離せ！」

男は必死に犬夜叉の手を払い除け走る。

犬夜叉「こら待て！」

犬夜叉はあとを追うが…

男「ひぃひぃ！はっ！」

男が巻物を開いた。そこには鬼が書かれており…

鬼「ぐおおお！」

なんと実体化した。

犬夜叉「ﾊｯ！ﾁｯ！」

犬夜叉は鬼に攻撃されるが軽々と交わす。

かごめ「何？」

七宝「鬼じゃ！」

主人公「うっそ！」

優斗「げぇ…」

優斗は嫌な顔をして鬼を見た。

そしてその隙に男は川辺に停めてあった舟に乗った。

犬夜叉「あ、待ててめぇ！」

しかし男は構わず舟を漕ぐ。

主人公「何あいつ…(ﾄﾞｸﾝｯえ…」

主人公は何かを感じ取った。
目を澄ましてみると…

主人公「(竹筒から光…？何だろ…何かの欠片みたいな…」

主人公がそう考えてる時、犬夜叉は鬼と戦っていた。

犬夜叉「ﾁｨｯ！でやぁあ！」

犬夜叉は刀を振りかざし、鬼を斬った。

優斗「な、何だあの刀…」

主人公「凄い…」

かごめ「あれは鉄砕牙って言って、犬夜叉のお父さんの牙から打たれて作られた刀なの」

主人公「犬夜叉っていったい…」

そして鬼を真っ二つに斬った瞬間…

犬夜叉「ふん、図体がデカイだけか。」

ﾌﾞｼｬｧｧｧ！

犬夜叉「うわっ！」

犬夜叉の上から何やら黒いもの。それは鬼から出てきたものだ。

主人公「い、犬夜叉！」

七宝「黒い血じゃ。」

犬夜叉「ﾍﾟｯﾍﾟｯ！ちくしょー！これは炭と血…ふがっ…」

ﾍﾟﾀﾝ

犬夜叉はその場に倒れた。

主人公「あ、犬夜叉！」

主人公は犬夜叉を黒い血の中から引きずり出す。

七宝「鼻が利きすぎて、炭と血の臭気にあたったんじゃ…」

七宝も鼻を押さえながら言う。