式神少女と半妖の戦国御伽草子【犬夜叉】 (ページ12)

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御伽草子１０ページ12

すると

優斗「お節介だな。」

主人公「…心配だもの。」

優斗はくしゃくしゃと主人公の頭を撫でて笑った。

七宝「頼りになりそうなやつだったのにのぉ…」

かごめ「ねぇ犬夜叉、弥勒様行っちゃうよ？」

主人公「確かに、そんな頑固にならなくても…」

主人公達は犬夜叉を促すが…

かごめ「あれ、犬夜叉は？」

犬夜叉がいなかった。
代わりに…

？「ひぃぃ！お助けをーっ！」

遠くから叫び声が。

主人公「嫌な予感…」

主人公たちが叫び声のする方へ行くと、犬夜叉が男の胸ぐらを掴み、紙の匂いを嗅いでいた。

男「そ、それはお使いの手紙！」

犬夜叉「これか匂いの元は？」

主人公「い、犬夜叉！」

優斗「ぶっ！www」

そして

かごめ「おすわり！」

犬夜叉「え？ふぎゃっ！」

ﾄﾞｼﾝ！

犬夜叉が地面にめり込み、男は紙を奪い逃げていった。

主人公「何それ！」

優斗「お、おすわりww 犬じゃねぇかww」

犬夜叉「てめぇ何すんでい！」

犬夜叉がかごめにせめよる。

かごめ「あの人は普通の人でしょう!?どうしたのよ急に！」

主人公「確かに、普通の村人っぽかったけど…」

優斗「しかも紙の匂いなんて嗅いで…」

3人が疑問をぶつけると、犬夜叉は口を開いた。

犬夜叉「さっきの場所に炭の匂いが残ってた。多分その匂いを追えば妖怪の元にたどり着くはずだ。」

七宝「そんな大事なこと内緒にしておったのか！」

犬夜叉「うかうかしてたら、弥勒の野郎に四魂の欠片取られちまうだろうが！」

かごめ「はぁ、そんなにあの人が嫌い？」

優斗「気にしすぎだろ」

主人公「そうだよ。いい人じゃない？」

3人の意見が一致し、犬夜叉はあまりよく思わず…

犬夜叉「お前らはあーゆースケベ野郎が好きなのか!?」

かごめ「主人公ちゃん、どう思う？」

主人公「え？まぁ、いい人だし、好きって言われたら…」

と、主人公が言うと…

犬夜叉「そうなのか…そうゆうもんなのか…」

主人公「え、ちょっと犬夜叉!?」

犬夜叉は何かブツブツと1人で言っていた。

七宝「あいつはアホじゃ。」

優斗「確かにな。」

かごめ「あはは…；」

七宝と優斗、かごめも呆れていた。

それからずっと歩き続ける一行。
しかし、あまり手掛かりは見つからない。
犬夜叉は炭の匂いをたどり、手紙や巻物を持ってる人を手当り次第調べた…