☆紫原淳と私☆ ページ9
「ほーら、Aちん。 見てよー。」
手に持っているのはただの飴。
こんな状態の私にどうしろというのか。
「これさ、ちょっと舐めてみてくんなーい?」
そういうむっくんの顔はいつにもない笑顔だ。
……私がむっくんの笑顔に勝てないの知ってるくせに。
___
あれはちょうど今日の昼休みの事…
急な腹痛に襲われた私はトイレに駆け込んだ。
まあ、この年齢だし予想も付いているだろう。
そう、女の子の日。
まさかこんな急に来るとは思わなかった。
いや…背もちっちゃいし? ひんぬーだし?←
来たのが最近ということもあり周期がはっきりしていなかった。
でも、私が屈したのはそんなところではない。
部活だ。
あの大魔王様がいる男子バスケットボール部のマネージャーは
何しろ仕事が多すぎるのだ。
それにさっちゃんに迷惑もかけられないし…
痛いけど部活に出るしかない。
授業中にそんなことを考えているとチョークが飛んできた。←
そんなこんなで結局部活だ。
あれ、痛みが増しているぞ?
足取りがおぼつかない中私は体育館に向かおうとしたが紫色の壁にぶつかった。
じゃなくてむっくんにぶつかった。
『むっくんかぁ。 どうしたの?』
そういうなりぎゅーっと抱きしめられた。
あら、私がちっちゃすぎて持ち上げられてる…。ちょっとショック。
「今日ずっと体調悪いっしょ? 俺、見ててわかるんだよねー。
一応Aちんの彼氏だし?」
カレカノでこの身長差って思った人…出てこい(黒笑)
『あはは…気がついちゃったか…。 その…女の子の日だからさ…あんま気にしないでよ…//』
結構カミングアウトって恥ずかしいものだなと思った。
「あのさ、俺いいもの持ってんだー。」
そう言って出てきたのが冒頭の飴だ。
半信半疑ながらも口に含むとイチゴの甘い味がした。
「これ痛み止めなんだー。 甘い痛み止めっていいでしょー?」
まあ、苦いものが嫌いな私にはぴったりだろう。
『ふぇー。ほーはんはー。(へー、そうなんだー。)』
確かに甘くてとても美味しいし痛み止めなら心配はいらないだろう。
「もうすぐ効くとおもうよー?」
すると、だんだん痛みが引いてきた。
『おー!ふほい! ひはふはふはっは!(おー!すごい! 痛くなくなった!)』
「………あのさ、プラセボ効果って知ってる?」
その言葉は喜びに満ち溢れた私には届くことはなかった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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8
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西 - この方角に福があるはずです
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**-奏-**(プロフ) - ありがとうございます! リクエストお受けしました! 遅くなってしまうかもしれませんがしっかり書きます! ありがとうございました(*´∇`*) (2015年9月27日 18時) (レス) id: b41dce1066 (このIDを非表示/違反報告)
サンザスィート(プロフ) - すごくよかったです!できればリクエストで、今吉先輩か、はなみゃーか、灰崎お願いしたいです!特にはなみゃーお願いします! (2015年9月26日 20時) (レス) id: 72d2973346 (このIDを非表示/違反報告)
夏帆(プロフ) - よろしくでーす(*´∀`*)ノ (2015年7月9日 22時) (レス) id: 2ffe49b7ea (このIDを非表示/違反報告)
白雪茉風結@可愛い系男子らぶ(プロフ) - ありがとうございます(・ω・)ノ はい!なるべく早く消費できるようにしますね! (2015年7月5日 11時) (レス) id: b41dce1066 (このIDを非表示/違反報告)
夏帆(プロフ) - 白雪茉風結@可愛い系男子らぶさん» 笠松先輩かわいい(≧∀≦)めっちゃぶんしょううまいですね!これからも楽しみにしてます♪ (2015年7月5日 11時) (レス) id: 2ffe49b7ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秀徳厨@☆*きゃんでぃ*☆ | 作成日時:2015年3月15日 18時