【短編】月一、一週間のレディースデー☆【黒バス】【カゲプロ】

☆九ノ瀬遥と私☆ ページ7

「はぁ？ ちょっと、遥！」

今日も貴音の大きな声が響く。

この声はどこから出てくるのだろうか。

私たちは最近、カゲロウデイズを抜け出した。

貴音や遥はエネちゃんやコノハの姿からもどり、病気が少しづつ治ってきているらしい。

なぜかと聞いたところ「蛇の名残だよ」と笑っていたのを思い出す。

現在、この特別養護学級では貴音と遥がもめている。

まぁ、もめているといても貴音がお説教みたいな感じだが。

いつもなら混ざっていく私なのだが、今日は生憎、女の子の日のため不参加なのだ。

「おーい、A？ どうしたの？」

遥が心配してくれるのは嬉しかったけど…どうせ貴音が好きなんでしょ？

私は遥のことが好きなのに。

そんなどす黒い感情はしまって明るい声で答える。

『うん！ 平気だから気にしないで？』

「そっか！ なら良かった！」

遥がやわらかい笑みをこっちに向けると貴音が呆れたように理科準備室を出て行った。

遥と二人きりは嬉しいが、女子が一人でもいないと万が一の時心配だ。

なんせ、私の生理痛は異常だからだ。

「ねーえ、A。生理痛ってなに？」

は？ 今なんて。生理痛って言いました？

『もう一度聞いてもいいかな？』

き…きっと聞き間違いだよね。

聞き間違いだよね…

「生理痛って…((『あ、ありがとう。』そっかぁ。」

う、うそ…なんで？

「あのね…A。聞いてくれないかな？」

さっきよりも低い声で話し始めた。

「貴音がね、Aが生理痛で倒れちゃったら助けてあげてねって言ってたんだ。

だけど生理痛ってなんだろうと思って…頭のいいAならわかると思ってね。」

なんということでしょう。 貴音のせいか。 あいつ…

「僕ね…Aのこと守ってあげたいの。どうしたらいい？」

wow! 驚いたわ。

「貴音からはね、こうしてあげてって言われてたんだけどね…」

そう言ってギュって抱きしめられた。

って、抱きしめられたぁぁぁ！？

「拒否られちゃうんじゃないかって怖くなって…」

そう言ってちょっと力が強くなった。

あ、やっぱり遥のこと好きだな…

「僕ね、Aのこと好きなんだ。」

⁉︎⁈⁉︎⁈⁉︎⁈⁉︎⁈⁉︎⁈ え、嘘でしょ！？

どうしよ、嬉しすぎる。

『私も、遥のこと大好き…！』

☆高尾和成と私☆→←☆黒子テツヤと私☆

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