【黒子のバスケ】両想いDays【高尾和成】

☆*第三十八話*☆~過去編6~ ページ15

「そ、そんな…」

「う、嘘よね？」

『嘘だと思いたいけど本当なんだって…なんでよ…』

私たちは生まれてからずっと一緒にいる姉妹のような関係だった。

それが今、終わろうとしているのである。

「でも、パパとママが決めたことは絶対だもんね。」

茜音ちゃんのこの一言は私達の心に響いた。

「そ、そうよね。」

『じゃあ、何か共通点をつけておかない？』

また会えるようにさ、というと二人とも頷いてくれた。

考えてみても、いい案が浮かばない。

ふと、桜笑ちゃんがテレビをつけるとそこではバスケの試合をやっていた。

「こ、これよ！」

「中学は学校になれるのに大変だと思うから…

高校行ったら、バスケ部のマネージャーやりましょう！

それで、全国の舞台で会いましょう！」

とてもいい案だと思った。

『そうだね！』

「よっし！ じゃあ、高校になったらまた会おう！」

そういって、私達はバラバラになった。

☆*第三十九話*☆~暴露編~→←☆*第三十七話*☆~過去編5~

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