【黒子のバスケ】両想いDays【高尾和成】

☆*第三十七話*☆~過去編5~ ページ14

『ねぇ…見て！ 私達の病名、わかったかも…』

私は、パソコンを2人の方に向けて言った。

だって、私達の症状にぴったりの病名があったから。

「な、何々！？」

「見せてちょうだい！」

考えられないほど飛びついてくる2人は複雑な表情をしていた。

…………………………………
あなたの病は…？

comfort-eyesかもしれません。

これは、病気というより、特殊能力に近いです。

自分が苦しむことによって、周りの人が楽になります。

それと、癒すべきところがすぐにわかります。

また、この病は発見例がないので、これ以上はわかりません。
……………………………………

『ね？ こんな感じでしょ？』

「「うん/ええ」」

じゃあ、病気じゃないんだ！！

喜べたのはその時だけだった。


「何を言っているの？ そんな訳ないじゃない。」

浴びせられる大人たちの反論に私たちは、手も足も出なかった。

『なんでわかってくれないのかな…』

再び現れた雲に私たちは落ち込むばかりでした。

☆*第三十八話*☆~過去編6~→←☆*第三十五話*☆~過去編4~

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