第19話 ページ20
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ハッと深くて浅いような眠りから覚める。
後ろを振り返り、壁にかけられてある時計を見る。
時計の針は丁度4時を指していて、家に帰ってきた時よりそう時間は経っていないことを確認する。
冷たい嫌な汗が背中を伝う。
またあの夢を見た。
今回は嫌に鮮明で、やはり全てを覚えている訳では無いが、何時もよりは何かをしっかりと記憶している。
あれは声だ。
誰か知らない、女の人の声。
私に何かを伝えようとしていた。
“思い出してはいけないよ”
今回もしっかりと言葉として認識できたのはその一言だけ。
けれど、姿も形も見えないその人は私に真剣に何かを伝えようとしていた。
頭がやけに痛い。
私の頭があの夢を拒絶するかのように内側から脳味噌を強打されるような痛み。
それに共鳴するかのように心の中に侵食していく形の見えない不安感。
誰も居ないがらんとしたこの家がやけに大きく感じる。
(このままじゃダメになる……)
原因の分からない頭痛と不安感。
それに拍車をかける用に、今まで見ないようにしていた孤独が私を襲う。
このやけに大きく感じる家は私と世界を断絶し孤独にさせる。
私は異常を訴える頭の痛みを無視して立ち上がる。
そして向かうは外の道場。
少しでも息のしやすい場所へ。
道場の扉を開け、重たい頭を下げ中に入る。
奥へと進み、神棚の前に祀られている逆刃刀を手に取り、道場の隅で刀を抱き抱えながら丸くなる。
刀の無機質の冷たさを肌で感じながら深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。
頭痛は治まる気配などなく、ずっと頭の中で警報を鳴らし続けている。
だが刀を抱き抱えたことによって先程まであった不安感と孤独感は消えていった。
大丈夫、まだ大丈夫……そう言い聞かせる。
左足のアンクレットが何故か少し熱を持っているように感じる。
_思い出してはいけないよ__
また頭の中で同じ言葉が響く。
嫌な予感がする。
それは何か分からないが、何かが来る気配がする。
そう思った瞬間、一気にあたりの空気が淀み、重たくなる。
私は咄嗟に逆刃刀を持ち、道場の外に出ていた。
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マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは!いつも作品見ています。嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます💖 (1月22日 19時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななな | 作成日時:2023年11月28日 20時