【進撃の巨人】彼等が続ける物語 (ページ45)

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zenya. ページ45

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「今日は特別な夜だがくれぐれも民間人には悟られるなよ。兵士ならば騒ぎすぎぬよう英気を養って見せろ」

上兵の言葉と共に木机の上に綺麗に並べられた豪勢な食べ物たち、普段の食事からは到底想像もできない程の豪華さに彼らは硬直した

コニー「え…？肉？なに？これ、ほんとに肉？」

サシャ「………マジかや」

「今晩はウォール・マリア奪還の前祝いだ！」

うおおおおおおおおおお！！！？？？？

「落ち着けよ均等に分けるんだよ！」

「オイそれはでけぇから2枚分だ！！」

「ダメだ！！」

上兵乾杯の挨拶など気にもせず、好きなように肉を取り合い喧嘩し合うのはまるで幼稚園児さながら。
彼らも同様

ジャン「てめぇ！！！ふざけんじゃねぇぞ芋女！！自分が何をしているか分かってんのか！？」

サシャ「んーんー！！」

コニー「やめてくれ…サシャ……おれ、お前を殺したくないんだ…」

丸々一個の肉に齧り付くサシャを引き剥がそうとジャンは腕を制し、コニーは背後から羽交い締めにする

仕舞いには、ジャンの右手に齧り付く始末。

一連の流れを優雅に食事をしながら眺めていたマルロは余計なことを言った

マルロ「調査兵団は肉も食えなかったのか…不憫だな」

結果意識のないサシャに殴られた

その後、ジャンがエレンに喧嘩を吹っ掛け殴り合いになり静かに食事をしろと指示していた上兵をガン無視で騒ぎ散らかしていた。

「あーあーあー、んだこりゃ。」

リヴァイ「うるせぇな。」

野暮用で出遅れた副団長と兵長がやって来て、副団長は気にせず食事を始めたが兵長は黙らせるべく、ジャンとエレンに一発いれた。

「うはぁ……ゲロるんじゃねーの、」

リヴァイ「…オイ、お前ら全員はしゃぎすぎだ。もう寝ろ」

「「了解！」」

兵長の一発に怯え、殆どの者が就寝に入った

ハンジ「リヴァイも大変だねぇ…」

リヴァイ「誰も止めねぇからだろ」

「めんどくせーからな。彼奴らの喧嘩。」

ハンジ「あははっ、貴方は何故か巻き込まれるからねぇ」

面倒くさがる副団長を見て、とても楽しそうな分隊長。
その2人のやり取りを顔には出さないが
機嫌が良さそうに眺める兵長

この空間が兵団内では結構安心すると人気でもあるそう