【文スト】芥川龍之介を攻略します。

15話目 ページ16

貴女side


『し、書類が片付かない…』



樋口「頑張ってください」



無理…もう手が痛いペンを握って指にマメ出来てるもん、無理だよーー！！！



『絆創膏ありますー？』泣



樋口「え？、あららマメが出来ちゃったんですねすぐ持ってきます」



『ありがとうございます』泣



はぁ、超痛い


そう呟くと小さく誰かが唸る声が聞こえた
芥川さんだ


『どうかしました？』



芥川「なんでもない紙で指を切っただけだ」



案外普通な事で痛がるんだこの人も
結構意外かも…



『樋口さーん絆創膏もう1つお願いしてもいいですか？』



樋口「わかりましたー」



芥川「な、要らぬそんなもの！」



『私が勝手にしたいだけなんで！』



そういい自分の指に絆創膏を貼った後
芥川さんのも貼ろうとしたら



芥川「こんなもの唾でもつけていれば治る！」



『へぇじゃあ今すぐそれで治してください』



芥川「た、例えだ！」



『めんどくさいっすね！！！』



そういい強引に手首を引っ張り絆創膏をつけた


『痛いの痛いのとんでいけ〜！』



半分冗談でそう言うと芥川さんはぽかんとしていた
そう、まるで宇宙ネコみたいに…


わぁ背景に宇宙が見える



『な、なんちゃ…って？？』汗



樋口「…ふふっ」



芥川「っ！！痛くなどない！！」



そういい赤面をした芥川さん
いきがってる6歳児じゃん…



『はいはい、仕事しましょうね』ﾆｺｯ

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