【文スト】森鴎外を攻略します。

首領6話 ページ7

貴女side


ドカァンッ


！、あのビルね


『急がなきゃ』


若しかするとあの近くに首領も居るかも！






『太宰！中也！』



太宰「私は逃げろと言ったはずだけど？」



『首領が居ないのよ！若しかするとって思って』


太宰「？、首領なら首領室に居るけど」


『え！？で、でもさっき行ったら居なかったんだけど』


太宰「最初から居るよ」


ええええ！！？！？



なんだろこの安心と疑問が混じった複雑な気分


中也「…おい」


『？、中也？…ねぇなんで中也怒ってんの？』




太宰「…見たまえ」



チラッ


あれって中也が仲良くしてた人達じゃない

霧でよく見えないけど
話してたところ見た事あるし多少分かるけど


…霧？


『…なんで霧！？』


太宰「彼の異能力だ」


彼って…まさか


『澁澤龍彦？』



澁澤「…君は誰だい？」



『…松尾A16歳血液型はA型好きなタイプは首領特技はストーカー以上』



なにいってんだ私


澁澤「君は何言ってるんだ？」



だよね、私もわかんない



澁澤「まぁいいどうせ君も私の予想を越えることは出来ない」



『じゃあ私の好きな食べ物知ってる？』



澁澤「いや、知らないが」



『あっれー？私の考えてる事が分かってないなら予想も何もなくなぁーい？』



澁澤「…苺」


『ぶっぶー』


澁澤「…メロン」



『ぶっぶー！』


澁澤「葡萄」


『ぶっぶー』


ー数十分後ー



澁澤「スイカ！！」


『違いまーす』


澁澤「檸檬！」


『ちゃいまーす』



澁澤「くっ…」



『正解、聞きます？』


澁澤「……嗚呼、聞こう」



『苺です』


澁澤「！？…1番最初に言ったではないか」



『そうですよ、なんでビックリしました』



澁澤「なら何故違うと答えた」



『癪に触ったんで』



澁澤「…」



中原「辞めてやれよ太宰が笑い過ぎて虫の息だぞ」



太宰「」



中原「はぁ、つー事で本題に戻るが

俺の仲間はどうした」



澁澤「…皆ジサツしたよ退屈な人間は死んでも退屈だ」



『…』


中原「…手前ェ」




真逆中也…



中原「…止めるなよ太宰」



太宰「やれやれ、陰鬱なる汚濁…か」





それから龍頭抗争と双黒と呼ばれ出したのは

その頃からだ





『首領！！』


バタンっ



森「やぁ松尾君」


『ど、何処に居たんですか！私心配したんですよ！？！』


森「君に心配される程弱くはないのだがね」



『勝手に心配しただけなのでお気になさらず！』

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