十八 ページ19
「A、ちょっと来なさい」
「?はい」
数日して朝洗濯物を干していると女将さんが私を呼んできた
仕事かな?
呼ばれた方に行ってみるとそこには西山さんが座っていた
「…ん?」
「Aちゃん、おはよう」
「…おは、ようございます」
な、なんでここにいるんだ?
襖を開けたまま西山さんと目が合っていると女将さんが見かねて声をかけてきた
「A、座りなさい」
「あ、はい」
女将さんは目の前に座っていて苦笑いを浮かべていた。
何私も驚いてるんだろう
平常心平常心
西山さんの隣に座って女将さんを見ると女将さんは私が座ったのを確認してから話し出した
「A、貴方があの人達に攫われてからこの地域では人攫いや金をとる人等治安が悪くなったの。
それで、お隣の西山さん宅の息子さんがそれを取り締まる仕事をしてるの。そこで、この屋敷も協力をしようということでね。」
「…ぇ」
世間から隔離された世界にいたため分からなかったが昔いた私の住んでたところは余程変わってしまったらしい
でも確かに取り締まるとなると拠点も必要かな
それとか…女性しかできない
「Aちゃんは何もしなくていいんだよ?」
「え、」
「この屋敷は僕達が守ってるよってなると相当悪い人じゃない限り入ってこれないさ」
…なるほど
名を借りて守るということか
黙って西山さんを見た
…この人に会わなくなった期間に何が起きたのか
守ってくれる兄のような人でこんな自分から
闘う人…
だったっけ?
「A、Aは座敷は出なくていいので受付のお手伝いをしてくれるかい?」
「はい、分かりました。女将さん」
あ、私座敷に出なくていいのか
やっぱりあんなことがあったから後悔してるのかな
女将さんを見ると女将さんは悲しそうに微笑んでいた。
〜コメント返信〜
・月影様
コメントありがとうございます。
覚えてますよ!帯を解いて君を抱く 肆でコメントを下さりましたよね。凄く嬉しいです。今回は全く違う4人の方々ですが帯を解いて君を抱く同様頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします。
・りさ様
コメントありがとうございます。
今までとは違うメンバーですがぼちぼちと頑張っていきたいと思います。LINEノートですか、私初めて聞きました。すみません(^^;)占ツクでの活動はしてるのですが他のところでの書き方とか全くわからなくて。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします。
271人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綉 - おはようございます。これって読んで行かないと誰が出て来るとかってって分からないんでしょうかね? (3月15日 7時) (レス) id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
井戸 - うわぁあああ!! はる春さんだぁあ!!この話大好きです! (2019年7月13日 7時) (レス) id: 1e21205b19 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅり(プロフ) - ハル春さんの作品大好きです!更新楽しみにしてます。 (2018年8月8日 23時) (レス) id: 229459fcea (このIDを非表示/違反報告)
ゆかこ - この続きが気になります!! (2018年8月3日 23時) (レス) id: 8ead2b98e6 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - いえいえ!毎日の日課にします! (2018年3月7日 22時) (レス) id: 3c862a1cac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2018年2月27日 0時