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会社に行き昨晩の資料を机の上に置く。
そして、今日の営業課の研修場所の設営に向かった。
机をガラガラと引きずったり押したりして形を整える。
資料は今の内に机の上に並べとくか。
「おはよーでありまーす」
声のした方を見るとニッと笑顔な佐久間先輩が手を擦りながら私の方にやってきた。
「おはようございます。
寒いですね」
「うぅ、寒い！」
先輩はそう言うと私が並べた机や資料を見て一言応えた。
「流石」
「！ありがとうございます」
「仕事が早くて信頼性があるからねぇ」
嬉しい言葉だな。
嬉しくて資料で口元を隠してにやけてしまったら佐久間先輩は前の方に近い席に座ってジーと前の方を見ていた。
先輩、前の席なんだ。
「…佐久間先輩」
「んぁ？なんでしょ！」
「あの、今回の件なんで深澤さんや向井先輩じゃ無かったんですか？」
先輩がここまで緊張したりする仕事なのだから友人であるあの二人に任せてもいいような。
「ふっかや康二もそりゃあ信頼してるんだよ？
でもねぇ
育てた後輩の姿ってのも見たいものなのよ」
椅子に背を預けあの綺麗な目が私を捕える。
「佐久間先輩」
「ん？」
私は佐久間先輩の近くに行き椅子に座る先輩に向かって話した。
「私、ものすごく先輩のこと信頼してます。
先輩があの営業課の2ヶ月間育てたようなものですから。
色んなことを経験して失敗することもありましたが私、先輩じゃなかったらあの数ヶ月間挫けてましたよ」
佐久間先輩は私の言葉を聞いて驚いていた。
そりゃあそうだよね
あまりそんなこと言わないし
でも、今日ふと佐久間先輩を見たら先輩がどこか辛そうで疲れてて
少しでも元気が出ればなぁと思ってしまった。
「…なんか変な空気なりましたね。
佐久間先輩何か飲み物持ってきますね！珈琲とお茶はダメでしたよね」
恥ずかしい空気になったので飲み物でも買いに行こうと傍を離れようとしたら後ろから声が聞こえた。
「ありがと。いい後輩を持ったわ」
嬉しそうな声で私も自然と笑顔になった。
自販機でオレンジジュースでも買おうかな。
佐久間、お前課長補佐になれ
そんなことを言われたのは少し前
そりゃあ出世みたいなものだが嬉しい半面友人と殆ど会えないと思うとちょっと悲しく思えた。
…外回りもあまり出来ないのかな。
多分大手さんだろうなぁ
俺は上に行くより後輩のサポートとかが良いのに。
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ハル春(プロフ) - naoさん» こんにちは！コメントありがとうございます。2ターン目なんですか！？読み返して下さりありがとうございます。細かく丁寧に書くことを心掛けていますがそう言って下さりとても嬉しいです！続きの方の作品も頑張っていきますね！ (5月2日 15時) (
レス) @page9 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - こんにちは。このお話、長編だし、続きのお話もあるので、GWだし読み返そうと思って、全編通しては2ターン目なんですが、ダメです。絶対泣いちゃうんです。キューっと苦しくなったり神経?が痛くなったり。みんなキャラにあっていて声が聞こえるようです。大好きです。 (5月2日 13時) (レス) @page20 id: 6fa3cc8cda (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - AIさん» ありがとうございます！色々とあって不定期更新になるかもしれませんが頑張っていきますね！ (2020年8月23日 20時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
AI - 更新頑張ってください！応援してます！ (2020年8月22日 22時) (レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 紗世さん» コメントありがとうございます！こんばんは。不定期で大量更新が多いのでバランスが悪いと思いますが楽しみにして下さりとても嬉しく思います。あと少しでまた移行すると思いますがこれからも更新頑張っていきますね！応援ありがとうございます。 (2020年8月15日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年7月13日 16時
