甘々？ギャグ？逆ハー？貴方はどれを選ぶ？【短編集】

文スト〜大人by森鴎外〜ハウスダスト〜羞恥心@寛様リク ページ22

貴方side


＜ピピピピピ＞


ん…。はっ！

ヤバイ寝過ごした！今何時!?

昨日、書類完成させなきゃって夜更かししたから…

って今はそんなこと考えてる場合じゃなくてっ！

走れ、私！風のように！！！


(ｺﾝｺﾝ

とノックする。

『失礼します、ボス。』

「おはよう、Aくん。」

『こちらが書類になります。』

「…ここ、見てみて。」

『何か不備でも…!?』

ヤバイ。これはヤバイ。

やらかしてしまった…。

「ちょっと外に出といてくれるかい？」

そう言ってボスは、黒服さん達を部屋の外に出した。

「はぁ…。」

怒られる。あれだ。世に言うブラックボス。

思わず涙がこぼれ落ちた。

「あぁ、泣かないでおくれっ！」

『うっ…』

「ごめんね、怖かったよね。でもこうしないとボスとしての威厳がねぇ…。ほら、おいで。」

そう言って彼は足を開き、股の間を手で軽くポンポンと叩いた。

『お言葉に甘えて失礼します、ボス。』

そう言って彼の前に座ると、彼は私を後ろから包み込んだ。

「二人きりの時は名前で呼んでよ、A。」

『…っ//森さん…//』

「ふふっ、良くできました。」

『…っ//』

そうやって、いつも貴方は私を子供扱いする。

『私だってもう大人なのに…』

ﾎﾟﾂﾘと零れた一言を聞かれてしまっていたらしい。

「ふぅん…今まで子供だと思って我慢して来たけど…もういいってことかい？」

そう言って笑う彼の顔は、ボスの顔とも二人きりの時の顔とも違っていて、背筋が寒くなった。

「ほら、もう帰った帰った。」

『…え？』

ちょっと拍子抜けだ。

てっきり…こう…何かあるものだと思っていた。

気のせいだったのかな…。

「あ、そうだ。今夜、私の部屋に来てね。」

『えぇ!?』

…訂正。

気のせいじゃありませんでした。

「君に拒否権はないよ。」


あぁ…私はボスのスイッチを押してしまったらしい。


明日、生きてるかな…。


思わずそう呟いた私であった。


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森さん…難しい…。
結構好きなキャラなので、余計書くのが難しかったです。
大人な森さんになっていたら幸いです！
byハウスダスト

男性声優〜変態(!?)by小野大輔〜ハウスダスト〜ベルキア様リク→←文スト〜仕事by国木田独歩〜ハウスダスト〜羞恥心@寛様リク

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