Rad Stars ページ17
no side
2人掛けのソファが3つ置かれている会議室では、2人の高校生と大学生が言い合いをしている中、1人の大学生がソファに座り、考え事をしていた。
ジュンside
此処はRSの事務所の一室。今日は会議をする為に、普段は忙しいメンバーを呼び出した。
「いや!これはこっちの振り付けの方が絶対に良い!」
「いいや、こっちのターンしてからの方が絶対に良と思うんだけど。」
「はぁ?絶対にカッコいい方が良いじゃん。」
「カッコいいとファンの受けも悪くないが、かっこいいだけじゃRSの良さを伝えれない。今回はBF4のファンも来るんだ。迫力も必要だが…。」
さっきから、振り付けの事で言い合いをしているのは、振り付けを任しているRSのメンバー、ナギサとハヤトの2人。
「だから…!」
「いや、絶対にこっちの方が良い。」
いつもの事だから止めなくてもいいと思うが、どんどん言い合いから、掴みたいになっている。
「…お前ら、そろそろ…。」
「そこまで。」
止めようと立ち上がろうとすると、RSのメンバーであり、作曲家のナツキが立っていた。
「外まで聞こえている。真剣に考えるのは良いが、あまり騒ぐなよ。」
「「はーい」」
ナギサとハヤトは揃って返事してをして、小声でまた再開する。
…流石の2人も、ナツキを怒らすのは怖いようだ。
向かいのソファに座るナツキを見て、思わず苦笑してしまう。
「ありがとな、ナツキ。」
ナツキはこっちを見ると、疲れた様に苦笑した。
「これくらいなんて事無い。」
「何て事無い割にはお疲れだな。」
実際の所、俺も疲れているがナツキほどでは無い。
俺の場合、日頃のレッスンなど上の奴らとメンバーの中継役などまとめとか…、リーダーとしてもやらないといけない事があるが、ナツキは日頃のレッスンに加え、作曲やモデルの仕事もしている。
「…悪いな、手伝える事があればいいんだが…。」
今までナツキを手伝って失敗しかしていないのを思い出し、声がどんどん小さくなってしまうが、ナツキは笑って手をひらひらとしてソファにもたれる。
「気にするな、お前も大変だろう。それに、最近はアイツらのせいで世間が騒いでいる。」
「…そうだな。」
天才と言われ、急に芸能活動から身を引いた双子の片割れを思い出して溜息を吐く。
「ねぇ、あんな呼び方して良かったの?」
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作者名:ランタ | 作成日時:2020年11月22日 22時