悪戯が19回 ページ21
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「ところで、俺が頼んでた
「そうだね、この前久しく接触したよ。昔と随分印象が正反対になってた。昔は大人しくて敬語使うタイプだったのにね」
「まあ、誰しも大事な人を失えば何か抜け落ちて変わるだろう」
「…確かに、そうだね」
太宰が過去を回想し、ある1人の男を思い浮かべて目を閉じた。
「治くんが元マフィアな事は探偵社員は知らないんだよねえ」
「まあ、そうなんじゃないかな。乱歩さんはどうかとして…流石に私もびっくりしたよ、急に君が"治くんって元ポートマフィアだよね？多分１回資料で見た気がする"って言うんだから」
「聞くしか無かった。俺も前職はスパイだったけど飽きて辞めちゃったから。もうはっちゃけて行こうと思った」
「それでいいのか元スパイ」
コードネーム、スノーサウンド。裏社会で金を払えば必ず仕事をやり遂げる。殺人、強盗、変装、何でも。男は元スパイだった。某トンデモファミリーのパロとか言うまでもない。
スパイに飽き、裏社会から足を洗って過去を適当に偽造、巷で噂の探偵社に入った。が、そこに居たのはとある組織から「ポートマフィアの幹部の情報を引き出して欲しい」という5年前に任務で情報を決死覚悟に引き出した相手がいた。彼の部下として潜入し、射殺され___たのを偽装し、逃げた。
太宰も情報を探られた身である。忘れる筈はない。あの時は部下を何人か処分した。その時に1人の死体が見つからずじまいになり、我ながら驚いた、というのを太宰は思い出していた。それがこいつ、雪嶺であった。なかなかやる。
「まあさ、ともあれ…彼女を頼んだよ。俺が下手に探れば、あいつ感はいいから気づくだろうし…何より、直接は干渉したくないからね」
「会わなくていいのかい」
「俺は、彼女が生きてるのを見るだけで十分だから。
こうやって誰彼問わず君達とわちゃわちゃしてる生活をするのが1番幸せなはずだからね」
雪嶺が振り返りざまにそう太宰に言った。太宰は微笑んで、呟いた。
「君達は、やっぱり兄妹だね。考えが似通っているよ」
雪嶺が照れくさそうに笑った。
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君死勿 - 樋口「芥川先輩〜！？！？」←ってなってそうですね… (8月30日 13時) (
レス) id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
和歌 - 素敵な作品ありがとうございます！ (2022年8月17日 0時) (レス) @page1 id: 5bd59d973a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - いえ！頑張って下さい！ (2022年7月29日 12時) (レス) id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
しろみぃ(プロフ) - 彩さん» わーー！！ありがとうございます！！！！更新頑張らせて頂きます…！！ (2022年7月29日 12時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - この作品大好きです！これからも更新頑張って下さい！私の心の癒しです！ (2022年7月29日 9時) (レス) @page11 id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろみぃ* | 作成日時：2022年7月22日 22時
