８.心配 ページ10
貴「はぁー…終わった」
黄「や、Aっち練習してないッスよね」
貴「うるさい見てるこっちも疲れるんじゃあ」
黄「ういっす←」
すると片付けを済ませたらしい主将がこっちに向かってきた。
あ、よく見たら最初に会った人だぁー
主「お前らあれだろ？入部希望なら紙渡しとくぞー」
貴「え、はいありがとうございます」
黄「ありがとうございますッス！」
虹「ちなみに俺は一軍主将の虹村修造だ。入部するんだったら三軍の試験受けて来いよー…あ、あとお前はマネージャーだよな？監督に言えばいいと思うぞ」
黄「え？一軍…ってなんかあるんスか？」
虹村先輩が少し驚いた顔をする。
虹「お前ら知らずに来たのか？帝光バスケ部には一軍から三軍まであってな、…なんつーの？バスケの上手さ？っつーの？そんな感じのでどこに行くか決めんだよ。」
黄「(°д°)ﾏｼﾞｶ」
貴「ﾌﾞﾌｩ」
.
.
貴「…そういえばいつもこんな時間まで練習してるんですか？」
虹「え？こんな時間っていつも…」
時計を見るとちょうど6時を指しているところだった。
虹「…!?」
虹「おい！全員至急帰宅準備しろぉぉぉ!!時間やべーぞ!!」
全「はいッ!!」
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ…
貴「あの、僕達は…」
虹「ん？あぁもう帰っていーぞー。お前らの母ちゃんらが心配すっだろ？俺らは慣れてるから大丈夫だ」
…お母さん
ｽﾞｷﾝ
貴「…はい。」
黄「…Aっち、行くっスよ」
貴「え？あぁ、うんごめん。大丈夫だから…」
そう言って目を下に向ける、だめだ、心配かけちゃ…
兄ちゃんは何も言わずに僕の手を引っ張っていく。こういうときに無駄に話しかけてこないのが兄ちゃんなりの親切だ。
黄「…」
貴「…」
外に出ると、もう空は僕の目と同じ。紺色に染まっていたーー…
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最近長いなぁ(´･ω･｀)
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作者名：夏奈 | 作成日時：2015年9月26日 15時
