私ノ居ル場所２【炎炎ノ消防隊】

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『(どこや、ここ…何して…!?)』

バッと起き上がる。

『(首絞められて、逃げて……)』

絞められていた首に手をやりながら考えていると

？「起きたか」

横から声が聞こえたそこには

『っ!?…フラム、中隊長……』

椅子に座ってこちらを見るフラムだ。

ここは彼の部屋らしい。

フ「何があった…」

”襲われた”など彼に言って信じてもらえる保証はない、下手をすれば疑われかねない。

『あ、えっと…』

Aがどう言おうかと言いよどんでいると

フ「本当のことを話せ。お前を運んだ時に首の痣が見えた。隠しても無駄に無駄だ」

運んだということはぶつかったのもフラムだろう。

本当に隠し切れないと判断して何者かに襲われたこと、逃げる途中にぶつかったことを説明した。

話を聞いてそうかとだけ言うのを見て頭ごなしに否定するつもりはないようだ。

『これで失礼します。夜分遅くに失礼しました。』

フ「待て」

部屋から出ようとしたところを引き留められる。

『まだ何か、』

ドアノブに手をかけたまま振り向かずに聞く。

フ「ここに居ろ」

『……は!?』

フラムの発言に驚き勢いよく振りむく

『(何言ってんのコイツ!?)』

などと若干失礼なことを思っていると

フ「面倒ごとは面倒くせェから面倒くせェ…が、今は俺の部下みてェな部下じゃねェ部下だ。

危険があると判断したヤツを一人にするつもりはない」

『わかりました。』

彼の言う危険が何を指しているかは判断がつかないがAは自分の手を見てら部屋の隅で静かにしていることにした。

『(日が昇ったら部屋に戻ろ…)』

手の震えは収まっていた。

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