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凛月side
朝、教室のドアを開けると1番に飛び込んでくる
まーくんの死んだような顔
真緒「はぁ....」
朝っぱらからため息なんて。
でも俺はそれより一個言いたいことがあるんだよ。
凛月｢ちょっとまーくん。なんで俺を置いてくの。｣
置いていかなくたってよかったじゃん。
起こしてよ。まーくんの仕事でしょ？
真緒｢凛月....。悪い、今日ちょっと用事があってさ｣
元気が全くないまーくんを見て、怒る気力が無くなった。
まぁ、いいけど。
今日はちゃんと起きれたし。
起きれたっていうのなんか違うけど。
正確には嫌な予感して、目が覚めた。
嵐｢あら、凛月ちゃんおはよう。真緒ちゃんの手を借りなくてもちゃんと朝に間に合ってるじゃない〜！アタシ感激よ〜！｣
凛月｢ナッちゃん。おはよう。今日はなんだかちょっと嫌な予感がしたから目が覚めちゃった｣
嵐｢嫌な予感？｣
凛月｢うん。でも予想は的中してたみたいだね〜｣
真緒｢.....。｣
凛月｢なんかあったの？まーくん。｣
優しい優しいりっちゃんが聞いてあげる。
真緒｢....実は｣
.
.
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嵐｢あら、ヤダ！ キスマーク？！｣
真緒｢そう。Aの首筋に｣
話を聞いたところ、Aの首筋に赤い印があったとか。
凛月｢それ、ホントなの？ちゃんとみた？｣
真緒｢あぁ、ほんとだよ。流石にあれは虫刺されとは言えない｣
嵐｢Aちゃんに彼氏がいたなんて私知らなかったわ〜。聞いてないわよ〜！お姉ちゃんに隠し事なんて！｣
真緒｢.......あぁあああ....｣
あーあ。
凛月｢まーくん、相当メンタルきてるね｣
真緒｢当たり前だろ。幼馴染っていうポジションに甘えて今の今まで特に何もしてこなかった俺がいけないんだけど。｣
どうやら、今まで'' 幼馴染 '' に甘えていた自分を後悔しているらしい。
それは俺も思ってたけどね。
そろそろまーくんがしっかりしないと、Aは誰かのものになっちゃうかもしれない。
なんだかんだ言って、Aはモテるから
嵐｢あらあら〜。真緒ちゃんったら意外と奥手なのね｣
真緒｢いや〜、俺ずっとあいつだけだったし。上手いアピールの仕方とかわかんないし｣
凛月｢純粋なまーくんが、りっちゃんは好きだよ｣
真緒｢はいはい。ほんとどうしたもんかな。｣
こんなに大好きな幼馴染が悩んでるんだから
凛月｢りっちゃんが、協力してあげる｣
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作者名：aちゃん | 作成日時：2021年11月8日 1時
