ストーキング!!19 ページ24
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黄「…でも、向き合わなかったら何も変わらないっスよね?」
黄瀬くんの言葉は、私を刺激させるものだった。
『…だったら、貴方は私に何をしろと言うの?』
大分キツい台詞だと思った。
でも、そんなこと言うってことはさ…私の気持ちになってくれてるんじゃないの?
黄「…うーん、とりあえず!バスケ部でマネージャーやろっス!そしたらさ、」
『甘ったるい考えをしているのは黄瀬くんの方では?言いましたよね。真太郎が改心するまで私はバスケ部の応援に行くことはないし、マネージャーになることもない』
私の意思は割と硬い方だと思う。
いくら黄瀬くんが言っても変わることはない。
黄「…その、緑間っちが仲間と共に歩んでるって言ったらどうっスか?」
『…え?』
よくわからなかった。
『黄瀬くんは真太郎と会ったんですか?』
黄「一応って感じかな〜多分、黒子っちに敗けた理由が俺のせいだ〜とか思ってるんじゃないっスかね?」
…彼は昔から真面目だ。
小学校高学年のときにはおは朝占いを信じるようになり、家にないときは私に心当たりはないかと電話を掛けてくるのだ。
それに、努力も怠らなかった。
テストは殆ど100点で、当時悪ガキだった私とは雲泥の差だった。
『…いつからかしらね、彼が私と同じ道に走っちゃったのは』
それが嫌で私は勉強を真面目にやるようになり、それを見習って真太郎も真面目にならないかなとか考えていたのだ
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作者名:石蕗。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tsuwa/
作成日時:2016年1月10日 13時