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「リヴァイは、それでもいいから側に居て欲しいと、恋人にならなくても、補佐として近くに居てくれたらそれで良いと言ってくれました。リヴァイにも、酷いことをしてると思います。だけど、どうしても一歩踏み出せないんです…」
止めようと思っても、
意思に反して流れっぱなしの涙が
膝の上で握りしめた右手の上に落ちた。
「付き合ってもないのに、嫉妬してしまう自分が嫌で…我儘な自分が醜くて…」
さっきの光景が蘇る。
「リヴァイにも、もう愛想を尽かされてしまったんでしょうか。こんなだから、リヴァイはもう私の事なんて、どうでも良くなってしまったんですかね…」
「A…何があったかは知らないけど、リヴァイはAを傷付けるような事は絶対にしないよ。」
じゃあ、あの状況は何だったの…?
「ちゃんと、話してみたらどうかな…リヴァイと。」
ハンジさんは私の肩をぽんぽんと叩いた。
「ごめんなさい…急に押しかけてしまって。」
「全然!こんな可愛い後輩に頼ってもらって嬉しいよ。」
ハンジさんの部屋を出ると、
自室に向かって重い足を進めた。
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ひより(プロフ) - 更新頑張ってください! (9月6日 17時) (レス) @page33 id: d52e0caa43 (このIDを非表示/違反報告)
猫iok - めっちゃ続きが楽しみです!!体調を崩さない程度に頑張ってください!! (2023年4月4日 1時) (レス) @page33 id: 6d13d30c38 (このIDを非表示/違反報告)
絹(プロフ) - ゆるどあさん» ゆるどあさん、ご心配おかけしてしまいすみません(TT)少し忙しくて中々更新できなかっただけなのでご安心ください(汗)更新ペースが落ちると思いますが、今後もお付き合いいただけたら幸いです。いつも温かいコメントありがとうございます。 (2021年4月11日 14時) (レス) id: aa01c52314 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるどあ(プロフ) - よかったいつもより更新遅かったので心配してました…(汗)2人の関係が気になる…。これからもずっと応援してます! (2021年4月9日 21時) (レス) id: facfd92d2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絹 | 作成日時:2021年3月16日 1時