検索窓
今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:45,865 hit

#53 ページ5

.



走って着いた先は









「A…っ?どうしたの…?」

「ハンジ…さん…っ」









ハンジさんは私を部屋に招き入れ、

ソファーに座らせた。





目の前にコトンと置かれたのは淹れたての紅茶。


それを飲むとほんの少し落ち着いた。





ハンジさんは、私から話し出すのを

待っているのか、何も聞き出さなかった。









「…私、リヴァイのことが好きです。」









私は目を伏せたまま言った。

ハンジさんがこちらをじっと見ているのを感じる。









「でも、怖い…人を好きになるのが怖いんです。ましてや、一目惚れなんてそんな事…」









私の声が震えていることに気付いたのか、

ハンジさんは私の左手をそっと握った。









「…リヴァイに告白されて、嬉しかった。私もアイツの事が好きだったけど、断りました…関係が深くなればなるほど、傷付いたときのダメージが大きくなるから。」









一度収まった涙が再び静かに溢れ出す。









「でも、抑えられないんです…もう、引き返せないくらいに、私はリヴァイに堕ちている。」









ハンジさんは、何も言わずに

私の言葉に耳を傾けた。

#54→←#52



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.6/10 (142 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
287人がお気に入り
設定タグ:進撃の巨人 , リヴァイ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ひより(プロフ) - 更新頑張ってください! (9月6日 17時) (レス) @page33 id: d52e0caa43 (このIDを非表示/違反報告)
猫iok - めっちゃ続きが楽しみです!!体調を崩さない程度に頑張ってください!! (2023年4月4日 1時) (レス) @page33 id: 6d13d30c38 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆるどあさん» ゆるどあさん、ご心配おかけしてしまいすみません(TT)少し忙しくて中々更新できなかっただけなのでご安心ください(汗)更新ペースが落ちると思いますが、今後もお付き合いいただけたら幸いです。いつも温かいコメントありがとうございます。 (2021年4月11日 14時) (レス) id: aa01c52314 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるどあ(プロフ) - よかったいつもより更新遅かったので心配してました…(汗)2人の関係が気になる…。これからもずっと応援してます! (2021年4月9日 21時) (レス) id: facfd92d2d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2021年3月16日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。