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#60 ページ12

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部屋に入って、私のベッドに寝かせる。









「ちょっと待ってて。」









私の部屋にはキッチンや流しはない。



タオルを持って、共用の流しに向かった。








部屋に戻ると、リヴァイは変わらず

苦しそうにしていた。






汗を拭いて、頭に冷たいタオルを乗せる。








「せっかく治りかけてたのに…どうしたの…」









独り言のつもりだった。









「A…俺はお前が好きだ…誰よりも、お前が大切なんだ…だから、俺から離れていかないでくれ…」

「…わかった。わかったからそれ以上喋らないで。」









それは切なる願いのような、

心の内の叫びのような言葉だった。







この言葉が本当なら、さっき私が

リヴァイの部屋で見たものは何だったのか。




その話をするために来たのだろうか。





今のリヴァイは思考力が低下してる。





きっと、話したいことの中でも

一番伝えたかったのがさっきの言葉なんだろう。









汗の所為で湿気を含んだ

その漆黒の髪をそっと撫でた。









その日は一晩中、

付きっきりでリヴァイの看病をした。





リヴァイが苦しそうなのを見ていたら私も苦しくて。








「私が看病してあげてるんだから…早く良くなりなさいよ。」







タオルがぬるくなる度に

冷たいものに取り替えて、

絶え間なく流れる汗をこまめに拭き取った。

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設定タグ:進撃の巨人 , リヴァイ   
作品ジャンル:恋愛
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ひより(プロフ) - 更新頑張ってください! (9月6日 17時) (レス) @page33 id: d52e0caa43 (このIDを非表示/違反報告)
猫iok - めっちゃ続きが楽しみです!!体調を崩さない程度に頑張ってください!! (2023年4月4日 1時) (レス) @page33 id: 6d13d30c38 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆるどあさん» ゆるどあさん、ご心配おかけしてしまいすみません(TT)少し忙しくて中々更新できなかっただけなのでご安心ください(汗)更新ペースが落ちると思いますが、今後もお付き合いいただけたら幸いです。いつも温かいコメントありがとうございます。 (2021年4月11日 14時) (レス) id: aa01c52314 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるどあ(プロフ) - よかったいつもより更新遅かったので心配してました…(汗)2人の関係が気になる…。これからもずっと応援してます! (2021年4月9日 21時) (レス) id: facfd92d2d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年3月16日 1時

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