今日:23 hit、昨日:2 hit、合計:94,639 hit
小｜中｜大
#47 ページ48
.
「A…？」
リヴァイが掠れた声で呟いた。
微かに開いた目は潤んで、とろんとしている。
「目が覚めた？しんどい…？」
「…少し。」
リヴァイはいつも強がって、
大丈夫じゃなくても大丈夫だと言う。
そんなリヴァイがしんどいと言うことは
相当辛いに違いない。
「お水、持ってくる。お腹は空いてる？」
リヴァイは小さく顔を横に振った。
「行くな…」
ベッドを離れようとすると、
リヴァイの手が弱々しく私の手を握った。
まるで見捨てられた子猫のような目で私を見る。
「…すぐ戻るから、ちょっと待ってて。」
コップに水を汲んで戻ると、
リヴァイは体を起こしていた。
「ちょっと…大丈夫なの？」
「ああ…」
水を手渡すと、リヴァイは全て飲み干した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 183人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：絹 | 作成日時：2021年2月28日 18時
