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リヴァイの補佐になってから
二週間が経った頃、私は左手のみで
基本的な業務を出来るまでになっていた。
「リヴァイ、おはよう。」
ノックをして部屋に入るけど、
リヴァイは居ない。
まだ寝てるの…?
寝室を覗いたら、
そこにはベッドに横になるリヴァイが居た。
「リヴァイ…朝だよ。」
「ん…」
ふふ、可愛い…
「…もう少し、寝る。」
「ん、わかった。」
リヴァイがこんな時間まで寝てるのは珍しい。
自分からもう少し寝ると言うくらいだから、
余程疲れているのかもしれない。
一人で食堂に向かった。
最近はずっとリヴァイと一緒だったからか、
なんだか変な気分だ。
「あ、ミケさん。」
「A、久しぶりだな。」
ミケさんを偶然見つけたので、声をかける。
「ここ、座っても良いですか?」
「あぁ。」
ミケさんの正面の椅子に腰掛ける。
「どうだ?リヴァイの補佐は。」
「正直楽すぎます。左手が使えるようになったので、もう書類の処理も出来るんですけど、そもそも以前程無くて…」
「そうなのか…?リヴァイには俺よりも多くの書類が回ってきてるはずだが…」
「え…」
そうなの?
でも、いつも書類を渡される時、
余りにも少ないからこれで全部なのかと
リヴァイに確認するんだけど、それだけだと言われる。
ミケさんと近況報告などをした後、
食堂を後にして兵士長室に戻ると
リヴァイは起きていた。
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作者名:絹 | 作成日時:2021年2月28日 18時