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#41 ページ42
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Aが俺の補佐になってから
一週間くらいが経った。
Aは以前のように俺に接してくれるし、
一日中一緒に居るというのは悪くない。
そんな中、
最近妙な噂を耳にするようになった。
俺とAが付き合っている、と。
これは俺にとっては都合が良い。
俺とAが恋人だという噂が広まれば、
Aに野郎共が寄り付くことはなくなるだろう。
実際俺はフラれた身で
付き合ってなどいないのだが、
俺自身も付き合っているんじゃねえかと
錯覚するほど、Aとの距離は近くなった。
このままの関係で良いと思うこともある。
事実、こうやって毎日Aと過ごすのは幸せだ。
だが、やはり手を繋いだり、キスをしたり、
もっとあいつに触れたいと思う。
それは、恋人同士にならなければ叶わない。
なぁ、A。
お前は、俺の事は好きじゃねえか?
もし、好きでいてくれているなら…
何故、俺を受け入れてくれないんだ?
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作者名:絹 | 作成日時:2021年2月28日 18時