#03 ページ4
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「ははっ、まーたフラれちゃったの?リヴァイ。」
「…黙れ。」
クソメガネが楽しそうにやって来た。
「まぁAは鈍感すぎるよねぇ。リヴァイに同情するよ。」
「あ?俺は補佐になれと言っているだけだ。」
「今更そんな風に隠さなくたって、皆気付いてるよ。それにしても、Aはあんなに美人なのに、浮いた噂一つないよね…何でかなぁ?」
「あいつは気が強い。気が強え女はモテねえだろう。」
「へぇ。そんな“気が強え女”にゾッコンなのはどこぞの兵士長様かなぁ。」
うるせえメガネのケツに蹴りを入れた。
「ッ…アナタ力強いんだからちょっとは手加減してくれない?その内骨折しそうだよ…」
「てめえはそんなヤワじゃねえだろ。」
「まぁね。…話は戻るけど、Aは素直で良い子だし、モテると思うよ。さっさと自分のものにしないと取られるのも時間の問題だよ!」
んな事は分かってる。
色んなところで男共がAの話を
しているのが、否が応でも耳に入る。
実際、告白などもされているんだろう。
だが、メガネの言う通り、
あいつに恋人がいるといった話は
俺が調査兵団に来てから一度も聞いたことがない。
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作者名:絹 | 作成日時:2021年2月28日 18時