検索窓
今日:27 hit、昨日:2 hit、合計:94,643 hit

#21 ページ22

.



「Aはさ、人を好きになった事はある?」

「…あります。」

「何か綺麗なものを見た時、その人にも見せてあげたいとか思わなかった?」

「思いました…ね。」








ハンジさんの言わんとしていることが

何となく予測できた。









「じゃあさ…美味しいものを食べた時に、食べさせてあげたいって思う人はさ…」

「っやめてください…!」









私はハンジさんの言葉を遮った。



その先を聞くのが怖かった。









「A…?」

「あ…ごめんなさい。大きい声を出してしまって…」









ハンジさんは少しばかり驚いているようだった。









「恋愛に苦しい思い出があるの…?」

「え…」









何故…わかるの…?









「A…大丈夫だよ。リヴァイは良い奴だから…心配いらない。」









知ってる。


アイツが良い奴だって事は。





皆が口を揃えてそう言う。



リヴァイは、良い奴だと。






でも、それを認めたくなかった。






認めてしまったら、

彼が優しい人だと気付いてしまったら、

もう引き返せないと思ったから。

#22→←#20



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.1/10 (81 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
183人がお気に入り
設定タグ:進撃の巨人 , リヴァイ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2021年2月28日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。