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今日もいつも通り、
ミケさんの部屋で書類を片付けていた。
この間リヴァイが淹れてくれた紅茶
美味しかったな…
なんて、そんな事を考えながら。
飲みたくなったらいつでも来いとは
言われたけれど、紅茶を飲みに行くだけだなんて、
流石に図々しくて行けない。
ミケさんはエルヴィン団長に呼ばれて
今、部屋には私だけ。
「ミケ〜Aは居る?」
返事をする前にドアが開いて、
ハンジさんがひょっこりと覗く。
「ふふ、むしろ私しかいませんよ。どうされました?」
「美味しいお菓子をもらったんだ〜!一緒に食べない?」
「私も頂いちゃっていいんですか…?」
「もちろんだよ!私の部屋においで!」
「あ…でもまだ書類が…」
ハンジさんは、大丈夫大丈夫と言って
私の腕を引いた。
「どうして私を誘ってくださったんですか?」
「Aが可愛いからだよ〜んもう、今日も最高に美人だねえっ」
「え、いえ…そんな…」
ハンジさんは私にぎゅっと抱きついた。
それ程年が離れているわけでもないけれど、
ハンジさんはよくこうやって私を可愛がってくれる。
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作者名:絹 | 作成日時:2021年2月28日 18時