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#32 ページ33
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「…おい、そいつは俺の連れだ。汚ねえ手で触るな。」
この声…
リヴァイさん…何故此処に…
「噂をすれば、リヴァイ兵士長殿。」
「何故俺の事を…」
「これは彼女の合意の上ですよ。今からもっと楽しい事をする。これは序章です。」
「チッ…てめえ…合意の上の様には見えねえがな。」
「あの…リヴァイさん…」
リヴァイさんは私の方に近づいて、
その男性から引き剥がすように私の腕を引いた。
「…こいつは俺の女だ。」
睨みを効かせそう言い捨てると、
私の手を引っ張って
着いた先は屋敷の裏庭だった。
「あの…リヴァイさん…」
「A…何があった？」
やだ…
そんな優しい顔で、優しい声で聞かないで…
「キス…だけか？他に変な事はされなかったか？」
「はい…」
リヴァイさんは、私の唇を綺麗にするように
そっと親指で拭った。
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作者名：絹 | 作成日時：2021年2月6日 18時
