23 7年間の想い ページ24
<めぐり愛>
「ねぇ緋山先生はなんであんな落ち込んでるの?」
うなだれてる緋山先生を指差して白石先生に聞いてみる
白「あー…翔北戻る前にいた病院で、緋山先生がいたポジションに新しい若い先生がはいったんだって」
緋「そうなの!若いの。だいたい教授も緋山先生には救命がお似合いですよー。って戻す気なんてないんだよ。」
「まぁまぁ、」
緋山先生が酔ってこうなると絡みがすごかったななんて思い出して耕作のいるソファー席に移り耕作の隣に座る
が
彼女は見逃すことなかった…
緋「あーAまで逃げんのー?耕作♡にベッタリだねー。藍沢!Aを返せ」
白「緋山先生飲みすぎだよ。」
白石先生の声を完全に無視して緋山先生は私たちの目の前に座った
あれ?酔い冷めた?って思うぐらいの真顔で彼女は言葉を発した。
緋「で?藍沢とAは、より戻したわけ?」
…お酒を飲む手が止まる…
プルルルとタイミング良く耕作の携帯が鳴った
藍「悪い。電話だ」
緋「あ、ごめん」
なんて謝るとまた酔っ払い先生に戻り元の席の方に歩いて行った
緋「ん〜恒夫!おかわり」
大「ちょっと!ブス!その呼び方辞めなさいよね〜」
「電話大丈夫だった?」
藍「あぁ…天野奏の件だ。俺と話がしたいそうだ」
「3.5cmだったけ?」
彼女の病気の事は耕作に聞いた。
脳外の事はあまり分からないけれど
後遺症が出れば必ず心に大きな傷を背負う事となるだろう
命があれば、、乗り越えられる
なんて簡単に言うけれど、私は知ってる
乗り越える辛さを
藍「Aなら天野奏になんて声をかける?」
「分からない、、けど彼女は耕作を信頼してると思う。言葉も大事だけど言葉以外も大切でそれが伝われば彼女勇気付けられる気もする、かな?」
藍「言葉以外…」
「心から信頼してる人がいるのって幸せな事だよね。彼女は耕作に出会えて幸せだね」
藍「お前は?俺に出会えて幸せだったか?」
「…うん。」
藍「…嘘はつかなくていい」
「嘘じゃない」
藍「じゃあなんでそんなつらそうな顔をする」
私に出会った耕作は幸せだったのだろうか…
藍「…俺はAを好きになった事後悔してない」
「え?」
藍「7年間一度もAを忘れる日はなかった。」
コトンと私の目の前に耕作の携帯が置かれる
なに?と思い携帯を覗き込む
「こ、れ…」
緋「Aこっちきて飲も!って藍沢いい加減待ち受け変えなよ〜」
そこには…
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れな(プロフ) - 苗字が森澤でびっくりしました笑笑 (2018年8月7日 19時) (レス) id: 18c21e4147 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - あいさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉ありがとうございます(/ _ ; ) (2017年11月10日 9時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - kokumaさんは話をつくるのがとても上手ですね!驚きました! (2017年11月10日 6時) (レス) id: 6208755813 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 冷泉 波琉架さん» 物語に入り込んでいただけてとっても嬉しいです。ラストまでこんな感じで切ない展開が続く予定ですがお付き合い頂けたら嬉しいです^^ (2017年10月7日 14時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 波琉架(プロフ) - やばい。真相知った時泣いた… (2017年10月7日 12時) (レス) id: 8121be56da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kokuma | 作成日時:2017年9月15日 21時