【HQ×文スト】合同合宿なんてクソ喰らえだ

42話 ページ3

Aside

長い長いバスの旅も終わり、見慣れた横浜へと到着したバスから、荷物と共に降りる。


…横浜で、太陽を見るのは久々だ。
そんなことを考えながらも建物へと入る。




.






光り輝くシャンデリア。
それと同調なステンドグラスが、太陽の光を通している。
そして、トドメと言わんばかりの、光の世界で過ごしていました、感の人間たち。


ぁあ、あぁ。



(…………横浜とはいえ、…目が痛くなってしまいそうだ。)









…いけないいけない。
合宿はまだ始まったばかりだと言うのにこんな調子では。

まぁ、致し方ないというのはあるだろう。あるだろう？


ここに至るまでに、光の世界に紛れ込み毎日笑顔を作り
、きちんとバレー部に慣れるようにバレーを覚えたり、調べ物、情報収集、他の任務もこなしつつ、謎のイジメとやらを躱し、きちんと予定通りに爆弾組織の宮城の拠点を1つ潰してきた重労働の朝霧ちゃんですよ？

これが社畜の手本ってやつよォ




そんな大ボケをかませるくらいには大分体力を消費してしまっていると感じる。







『敦くん、』



まだ青葉城西の人達しか居ないからか、部員全員がキョロキョロと当たりを見渡し、自由に散らばっている中、敦くんが此方へと歩いてきた。


敦「みなさん楽しそうですね、」


ふわふわ、きらきら、優しい笑みを浮かべながらそう言った敦くん。


『そうだね、ここは…初めて来たかもしれないなぁ』


にこ、そう言って綺麗に笑う。

敦「…横浜から出て、初めて気付きました。

横浜がやっぱり綺麗だって」


あぁ。



『…うん。』


それは、……他にもないほどの本音にあたる。
…私もそうだ。







溝口「おーいお前らｧ！全部の学校揃うまで先に荷物運ぶぞー集合！」




『はいっ』


敦「はい！」






溝口「いや、中原お前は重いもんはいいから、そこにある書類とか、小物入れ運べ。重いもんは男にやらせるから」


『えっ、あっ、はいっ』

敦「あっじゃあ僕、先輩たちのほう手伝ってきますね！」

『うんっ』




ハハ、ラッキー

…っていってもなー…腐ってもポートマフィア。

そんなひ弱でもないんだけどネ…………





ｶﾞｻｺﾞｿと、荷物を漁っていると、












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「おや？ひまわりような可憐な少女がいると思ったら、Aじゃあないか」

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