【HQ×文スト】合同合宿なんてクソ喰らえだ

41話 ページ2

中原中也side



Aの性悪女に無理くり潜入調査に行かされ高校生になって早1週間と一寸。


絶対に男子バレー部に入れ、とか言う命令と、あと力加減とか言葉遣いとか演技とか演技とかを滅茶苦茶に覚えさせられ、今に至るっつーわけだ。

エリス嬢に話すような感じで…
笑顔を作って。…でも、砕けた口調も忘れずに。

なんとかかんとか言われてどうにかなったが、落ち着かねぇったらありゃしねぇ。

髪の毛を結われ、煙草吸うな、葡萄酒控えろ、高校付近でのバイク乗り回し禁止、異能と所属組織は隠し通せ、喧嘩なんて以ての外だよ売るな買うな……………





だァァ！！！こんなことになンだったら、別件の長期任務いれとりゃァ良かった！！！！



そんなことを考えながら廊下を歩いていると、

「ちゅーうやクーン」


鶏冠のような髪の、黒.尾とかいう男が此方に向かって歩いてきた。

黒.尾「合宿きまったよーん」

ｳｪｰｲ、と言わんばかりにだる絡みをしてくる此奴。



『そうか、よかったな』


黒.尾「いやいやいや中也くんも行くからね？」



『いやそれは知ってんだけどもな？』


黒.尾「だったら良いじゃーん。夏休み始まったらすぐだから、準備しておけよ」



『はいはい』


にこにこと。



…口角が、表情筋が、死にそうである。

そもそも体術担当。頭を使えないという訳では無いが、頭脳派という訳でもない俺からしたら、任務で怪我をするよりも苦行だ。





(クソ、1週間なんざでバテてたら、彼奴らに馬鹿にされるっての……)














ニヤニヤ、ニマニマとするクソ鯖、性悪女の顔がチラつき、無性に腹が立った。












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更新遅くなりました、生きてます

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