好きと言わないと出られない部屋【坂田銀時】�� ページ30
好きと言わないと出られない
【坂田銀時】��
『…』
銀「あの」
『…』
銀「Aさん？」
『…何ですか』
銀「この腕どけて欲しんだけど、」
『むりです』
隠すように顔の前でクロスして持ってきた腕。
一向に退かす様子の無い私に痺れを切らした
のか、強硬手段と言わんばかりに手首を掴み、ぐぐ、と力を込める旦那。
力強!?と驚きの声が聞こえた後直ぐ、
腕にかかっていた力がふっと消える。
珍しく諦めたのか、と確認の為
少し腕をずらした一瞬の内に、
両手を壁に押さえつけられてしまった。
銀「やっっっと顔見せてくれたな。
こういう時だけ馬鹿力発揮しやがって…」
浅くため息をつくと、じっと私を見つめる。
思わず目線を逸らすと、
どこか不満気に口を開いた。
銀「なあ、何で目合わせてくんねーの」
『恥ずかしいんです…！』
『というか態々目見て
言わなくてもいいじゃないですか』
『条件1つで何でそんなに拘るんですか、』
銀「…まだ伝わってねえのかよ。
俺結構本気で言ってんだけど。」
『……え、は、？本気って』
銀「だから、」
心臓がうるさい。本気、という言葉で
何となく…いや、ほぼほぼ
その先の言葉が分かる。
銀「本気で好きだっつってんの」
口調は普段の、ぶっきらぼうに
言い放つ時と同じだ。
けれど私を見る目、声色、赤くなっている耳
全てがいつもと違って、本当なんだと分かって
情けない声と共に顔が熱くなる。
銀「…返事は？」
『えっ、今…ですか？』
銀「たりめーだろ、で…どうなんだよ。」
『あ…え、と、』
『……私も、です。』
ガチャ。
こんな時ですら、
扉の音だけがいつも通りに部屋に響いた。
後書＋今後のリクエスト等々について→←好きと言わないと出られない部屋【坂田銀時】��
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ひゅーまん - 難しいですもんね、、、自分も書いてるのでよくわかります、、 (4月9日 18時) (
レス) id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - わかりました！ご返事ありがとうございます！ (4月9日 18時) (レス) @page20 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
小雨(プロフ) - ひゅーまんさん» コメントありがとうございます、条件は書いてある通りでしたが、何とか激甘に持ってくのに必死で結構ぐちゃぐちゃになってしまった形です💦 (4月7日 7時) (レス) id: ce470ce554 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - それと、本当の条件ってなんだったんですか？ (4月1日 19時) (レス) @page28 id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - 出れたんだw.w (3月25日 14時) (レス) @page31 id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小雨 | 作成日時：2024年1月5日 22時
