疑問と驚き ページ11
side Juri
休憩も終わり、ちらほらと店に客が入ってきて数時間。
外はすっかり暗くなっていた。
「樹、あそこの食器下げてきて!」
「うるさいよこーち。」
「はあ?!」
俺の視界から片時もいなくなることが無いAちゃん。
彼女はなんとあの北斗の妹だという。
最初その事実を知ったときはさすがに驚いたし、将来の兄になる人が親友だなんて思いもしなかった。
俺がAちゃんに惚れた理由は、ちゃんとあるけどまあその話はまた今度。
いまはそれよりも
「なあ樹、今日のAちょっと変じゃね?」
「やっぱりそうだよなあ!
いや、きょもよりは先に気づいてたけどな?言
わなかっただけで。」
少しだけ、Aちゃんの様子が変だ。
いつもはそんなことないのにぼーっとしてるときがあったり、注文を間違えちゃったり。
そんなところと可愛かったりするけど、とにかく普段の彼女と違う。
「Aありがとう。
今日はここまで!紅茶でも飲まない?
疲れたでしょ。」
「あ、うん。ありがとう。」
そこでカウンターの端で本を読んでいた北斗もAちゃんのところへ歩いてきた。
この北斗、実はAちゃんのことが可愛くて仕方ないんだけどそれを自分で分かってない。
高校生にもなったんだし、夜まで友だちと遊ぶことだってあるのにちょっと遅いだけで「Aのこと知らない?」と連絡が来ることもしょっちゅう。
現にいまもAちゃんを1人で帰らせる訳には行かないからバイト終わりまでこうして待ってるし。
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さやか - 更新楽しみにしてます!!今一番大好きな小説です!次の展開が楽しみです!!! (2020年3月11日 3時) (レス) id: c6815205a2 (このIDを非表示/違反報告)
しちみ - 毎日投稿されるのを楽しみにしてます!! (2020年3月7日 1時) (レス) id: 50d56e7659 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます! (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - まるさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます! (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミスト x他1人 | 作成日時:2020年2月2日 21時