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「…、いいんですか？」
「………」
平子さんの纏う空気に、思わずピタリと反応してしまう。
彼が、勝手に番号を聞いたことに不満を持っているわけでも、さっきのイタズラメールに怒っているわけでもないことはわかります。
それでもいい言葉が思いつかなくて、黙っていると。
「倉元やほかの平子班の人間に、 Aとの関係がバレるかもしれない。
どこからどんな尾ひれのついた噂が広まるかわからない以上、憶測を呼ぶような真似は…」
「平子さん」
お気持ちはすごく伝わるですよ。
貴方の言ってること、僕もわかります。
人は、簡単に人を嫌な目で見るから。
他人の弱味が好きだから。でも。
「お姉ちゃんが傷ついたって知って、すごく不安になったです。悲しくて…
今日してしまったことは、反射みたいなものです。」
「……それでも、Aは何も知りません。」
「そ、れは…」
厳しいことも言い難いことも、ちゃんと言ってくれる貴方はとてもいい人です。
僕を導いてくれた人も… 篠原さんも、そうだっだから。
「お姉ちゃんが元気になったら、ちゃんとお話したいです…」
それだけなんです。
嫌な目で見られても、ありもしない噂話に晒されても。
いつか堂々と隣で笑ってお話ができたら・って…
真実を知った時からずっと。
_______それだけが、僕の願い。
「…俺も、Aには話があるんです。」
「へっ」
「Aが目を覚ましたら一番に…伝えたい事が。」
いつも、無気力ながら真っ直ぐな平子さんの視線。
「その後でよければ…お手伝いしますよ、いくらでも。
こいつ多分、理解するまで時間かかるので。」
「あと、ですか」
「後です。もう何年も、後回しにして来たことなので」
控えめかと思えば、ぐいっと自分の意見を貫く人。
なんだか可笑しくなってきてしまいました。
「そんなに大事なお話…僕も聞きたいですねぇ」
「…寝起き一発目に�狃蕕瓩泙靴討�姉ちゃん�瓩辰董△�ついでしょう」
「ふふ、それもそーですね」
そっと、今まで遠目に見てばかりだった少女に近づく。
管に繋がれたままの片腕は痛そうですが、寝息は穏やかで…思わず頬を撫でる。
一度お会いしたことを、覚えていてくれてますか？
「お話したいこと、たくさんあるですよ。」
待ってるです、…お姉ちゃん。
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ちーかま - 伊東倉元さんめっちゃ好きです。 (2018年10月29日 20時) (
レス) id: 8f9925b559 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 無花果さん» コメントありがとうございます！ 丈さんの魅力もっと詰め込みたい..ほんとに素敵ですよね！更新、時間を作って頑張りたいと思います(TT)!! (2018年5月2日 0時) (レス) id: 9c73c754f5 (このIDを非表示/違反報告)
無花果(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます！丈さんカッコいいです泣更新頑張ってください！ (2018年5月1日 2時) (レス) id: 6686156c61 (このIDを非表示/違反報告)
氷麗(プロフ) - ギオさん» コメントありがとうございます!!とっても嬉しいです… そして伊東倉元好きなお方に出会えて感激です！最高に素晴らしいですよね！魅力をうまく描けるよう頑張ります！(*´∀｀) (2018年4月22日 4時) (レス) id: 9c73c754f5 (このIDを非表示/違反報告)
ギオ(プロフ) - めっちゃ面白いです！高評価とお気に入り失礼します〜伊藤倉元いいですよね!今んところ一番好きなんです! (2018年4月22日 3時) (携帯から) (レス) id: 6572e8ab81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ | 作成日時：2018年4月16日 4時
