３７回目 ページ37
「けっ、！？」
その二文字に驚いて何も言えない
おい待て、色々とぶっ飛び過ぎだろ。と俺の意見を代弁するかのように北斗がスバルの肩を叩いた
えー？でも一緒じゃん！！と怒るスバルに俺は否定の言葉が出てこなかった
そんな俺を、肯定したと受け取ったのかもう一度スバルは俺を見据えてお得意の人懐っこい笑顔を向けた
「俺は我慢してるサリーは見たくないよ」
「いや、でも…もう断られたようなもんだし…」
流石に二度も振られたら俺のメンタルが死ぬ気がする
そう思っていると、真はおもむろにスマホを弄り出した
何やら真剣な顔つきで画面を見ているようで、少し疑問を抱いた数十秒後
小さな声で「あった」と零して、画面をこちらに見せてきた
俺だけじゃなくて左右から北斗とスバルも覗き込む
「これって…」
ここから電車を使えば行けるぐらいの場所に最近出来たショッピングモールの公式サイトだった
敷地はとても広く色んなお店が集まっているというのをどこかで聞いた気がする
「誘ってみたら？」
「真まで…」
「良いんじゃないか？」
「ほ、北斗も！？」
それぞれの反応に驚いて声を上げる
三人はそれぞれ目を合わせてから最後に俺を見た
真っ直ぐな目線に、どんな言葉が込められているのかなんてすぐに分かったが
俺は未だに自信がなかった
「ハッキリと気持ちを伝えていないのに、一方的に落ち込むのもどうかと思うぞ」
北斗にオブラートに包むことなくストレートな意見を真顔で言われる
容赦のない一言にグサリと何か刺さった気がする
それでも、彼なりの思いやりなのだと理解はしたがやはり来るものは来るが
今の俺には確実に良い材料だったのだ
俺は息を吐いて三人のうち、一人を見る
「…あのさ、スバル」
「んー？」
「今日の部活、休むわ」
そう言うとスバルは分かった！！とグッと親指を立てて自信満々に笑った
俺達の会話を聞いていた二人が、安心したように笑った
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彩音(プロフ) - ひ〜〜めちゃくちゃどきどききゅんきゅんしました･･･。(語彙力なくてすみません) (2022年7月26日 14時) (
レス) @page49 id: 25043c6aac (このIDを非表示/違反報告)
ことは - 真緒くん！梶さん！尊い！ (2021年4月15日 18時) (レス) id: 1efa312b7c (このIDを非表示/違反報告)
めご(プロフ) - 空白猫さん» ありがとうございます(;_;)是非推してください〜！！評価もありがとうございます！！ (2021年4月9日 23時) (レス) id: fec7c0a77e (このIDを非表示/違反報告)
空白猫 - 前半…「早くくっついて？」後半…「待ってこのカップル推せるわ」ってなりました…評価たくさん押しますね…神作だと思ったのでッ！！ (2021年4月8日 11時) (レス) id: 10484fbbe5 (このIDを非表示/違反報告)
愛葉 - 半分本気です…(笑) (2021年2月28日 20時) (レス) id: bb433bc26e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めご | 作成日時：2021年1月2日 21時
