2回目 ページ2
「ただいまぁ」
「お邪魔します」
飲み物用意するから先に部屋行ってて、階段上がって一番手前の部屋ね。と言われ、靴を脱ぎながら返事をした
芽衣の家は広くて部屋が沢山ある
最初に来た時は少し驚いたなぁ…と思いながら階段を上がっていく
壁には芽衣が幼少期に描いたらしき似顔絵が飾ってある
家族の写真なのか幼いクレヨンの字で「まま」「ぱぱ」「まお」「めい」と書かれており少し微笑ましかった
「(まお…?)」
あ、お兄さんのことかな
芽衣とは高校生に上がったばかりの頃にすぐに仲良くなったが
仲良くなって間もない頃に「私、お兄ちゃんがいるんだよね〜」って話したことがあった
ずっと芽衣はお兄ちゃんって呼んでいたから名前は知らなかったけど、衣更 まおって名前なのか
「(芽衣は可愛いから、きっとお兄さんも美形なのかな)」
そんなことを考えながら、また階段を上がっていく
刹那、扉が開く音がして思わず肩が飛び上がる
そして
「芽衣〜借りてた漫画かえ…あ。」
私よりも身長が高い男子高校生が目の前にいた
驚きのあまり、後ろに倒れそうになるのを足に力を入れて頑張った
向こうも芽衣に似た大きな目を丸くさせて、私を見ている
彼は赤紫色の前髪をバレッタで留めており、身長も私より少し高かった
「ヒェ」
私はと言うと、心底訳の分からない声を出してしまい急いで口を塞ぐ
多分、この人が__
「あー…ごめんなさい、妹と間違えた」
恥ずかしいのか少し赤くなった頬を人差し指で掻きながら目線を横に流す
「えっと、初めまして…?」
「こ、こんにちは…お兄さん…」
芽衣のお兄さん、”衣更 まお”さんだ
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彩音(プロフ) - ひ〜〜めちゃくちゃどきどききゅんきゅんしました・・・。(語彙力なくてすみません) (2022年7月26日 14時) (レス) @page49 id: 25043c6aac (このIDを非表示/違反報告)
ことは - 真緒くん!梶さん!尊い! (2021年4月15日 18時) (レス) id: 1efa312b7c (このIDを非表示/違反報告)
めご(プロフ) - 空白猫さん» ありがとうございます(;_;)是非推してください〜!!評価もありがとうございます!! (2021年4月9日 23時) (レス) id: fec7c0a77e (このIDを非表示/違反報告)
空白猫 - 前半…「早くくっついて?」後半…「待ってこのカップル推せるわ」ってなりました…評価たくさん押しますね…神作だと思ったのでッ!! (2021年4月8日 11時) (レス) id: 10484fbbe5 (このIDを非表示/違反報告)
愛葉 - 半分本気です…(笑) (2021年2月28日 20時) (レス) id: bb433bc26e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めご | 作成日時:2021年1月2日 21時