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Aと話していたら、「江戸が?知らねーよんなもん」とか言うので、我らが万事屋メンバーと新入り(?)のAとで江戸を散歩する事になった(突然)。


なのだが…


「あれ、旦那…って、誰ですかィ、それ」


ーー面倒臭い奴等に出会ったのだ。





__________


____…



「はぁ?新入り?」



串刺しのような髪型のマヨラーが一言そう放った。



「てか、まずテメェに関係なくない?こっちにもこっちの事情があんの。そこどいてくれる?」



「どくもなにも、まず新入りなんて信じられるか」



「おい」



「はあ?意味わかんないんですけど?君にそこまで言われなきゃいけないの?ねえ、なんでねえ?」



そう言った瞬間、後ろから冷気が漂ってきた。


この空気はーー殺気。



知っている、俺は知っている。確か、あいつと出会った時に久しぶりに体感したんだっけ?


…あいつ?



…実感?



(…あ)


と、思った時は遅く俺の頭が鷲掴みされた。


…と同時に



「イテテテテテテテ!!!!!!」



ーー隣にいた黒髪野郎が悲鳴を上げていた。



「え?」



それを見た瞬間、頭蓋骨がボキボキと折れるような音がした。


(…んだこいつ!?力強すぎんだろ!!)


すると、こんな状況でもAが一言放った。


「おい、てめぇら人の話聞けよ。ぶっ殺すぞ。警察がこの毛玉野郎に突っかかる意味が分からん、いいからどけっていってんだよ」


と、言ったAは、俺とマヨラーの頭を開放した。


(なんつー、握力だよ…)



怪力で強くて殺気ビンビンで夜兎の神楽でさえも怯えてしまうようなーー空気感。


「…おい、てめぇなんだあの女」



「お、俺も分かんねぇんだよ…」


でも…


(…誰だ?本当に…)




わかるわけが無い、なにせ会ったことがないのだから。


そう、会った事はない…はず。








「気に食わねぇよーー本当…」



ボソッと呟いた彼女の言葉は誰の耳にも入らなかった。

伍→←参



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カニ - 小夜さん、頑張ってください。 (2016年9月13日 20時) (レス) id: 689b4df6a4 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ありがとうございます! (2016年3月29日 19時) (レス) id: 274b1170a3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 面白いですね!!! (2016年3月29日 19時) (レス) id: 7676931304 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小夜 | 作成日時:2016年3月22日 21時

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