参 ページ4
「ーーって、訳よ」
「いや今の流れ、全部回想だったんですか」
「あのね、俺だって戸惑ってんの。何でこうなったの?教えてよ、ぱっつぁん」
「丸投げですか、アンタ!!」
「…いやでもね?こんなボッキュンボンの美人が「一緒に住んでも…いい?(銀時ビジョン)」って言ってんだぜ?断るなんて…ねぇ?」
「最低ですか、アンタ…」
「でも、私いいアルよ?女の子がひとり増えた方が気が楽ネ!」
「…」
俺達が喋ってる中、あいつは一言も喋らない。あれ…まさか、緊張してる?
(だけど刀持っている以上、こいつはただもんでは無さそうだしなあ…)
「ーーおい」
と、思っていたらあいつが喋った。
「な、何?Aちゃ「次、私の名前を穢したら殺す」
それにお前じゃないと、あいつが言った。しかも、殺すって…
「メガネ、貴様の名前は?」
「し、志村新八です…」
「女、お前は?」
「か、神楽アル…」
あの、神楽でさえも怯えているのか…やべぇよ、本当にやべぇよ。
「さっきもこの毛玉が言ったように私はここに住む、多分一生」
「ねえ、毛玉って何、ねえ」
「一生って…本当ですか」
「嘘は言わん」
「でも、何で?」
俺の事をスルーしやがった!!!こいつら…
「江戸に来た途端、家の帰り方を忘れた」
「「「え」」」
初めて、三人の声が揃った気がする。そんなに理由が可笑しすぎたのだ。
(嘘でしょ?この子。帰り方忘れちゃうの?)
「ーーまあでも、居候という訳にも行かない。お前達の仕事も手伝うつもりだ」
「銀ちゃんより頼りがいありそうアル!!」
「か、神楽ちゃん?何を言ってるのかな?」
「あ、名前はなんて言うんですか?」
おいまたスルーか。A来てから俺の扱い可笑しくない?
「如月Aだ」
「よろしくネ!!A!!」
俺が空気のまま、話が進んでいく。
ーー俺、不憫じゃね?
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カニ - 小夜さん、頑張ってください。 (2016年9月13日 20時) (レス) id: 689b4df6a4 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ありがとうございます! (2016年3月29日 19時) (レス) id: 274b1170a3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 面白いですね!!! (2016年3月29日 19時) (レス) id: 7676931304 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小夜 | 作成日時:2016年3月22日 21時