検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:4,896 hit

ページ4

「ーーって、訳よ」



「いや今の流れ、全部回想だったんですか」


「あのね、俺だって戸惑ってんの。何でこうなったの?教えてよ、ぱっつぁん」


「丸投げですか、アンタ!!」


「…いやでもね?こんなボッキュンボンの美人が「一緒に住んでも…いい?(銀時ビジョン)」って言ってんだぜ?断るなんて…ねぇ?」



「最低ですか、アンタ…」



「でも、私いいアルよ?女の子がひとり増えた方が気が楽ネ!」



「…」


俺達が喋ってる中、あいつは一言も喋らない。あれ…まさか、緊張してる?


(だけど刀持っている以上、こいつはただもんでは無さそうだしなあ…)



「ーーおい」



と、思っていたらあいつが喋った。



「な、何?Aちゃ「次、私の名前を穢したら殺す」



それにお前じゃないと、あいつが言った。しかも、殺すって…


「メガネ、貴様の名前は?」



「し、志村新八です…」



「女、お前は?」



「か、神楽アル…」



あの、神楽でさえも怯えているのか…やべぇよ、本当にやべぇよ。


「さっきもこの毛玉が言ったように私はここに住む、多分一生」



「ねえ、毛玉って何、ねえ」



「一生って…本当ですか」



「嘘は言わん」



「でも、何で?」



俺の事をスルーしやがった!!!こいつら…



「江戸に来た途端、家の帰り方を忘れた」



「「「え」」」


初めて、三人の声が揃った気がする。そんなに理由が可笑しすぎたのだ。


(嘘でしょ?この子。帰り方忘れちゃうの?)



「ーーまあでも、居候という訳にも行かない。お前達の仕事も手伝うつもりだ」



「銀ちゃんより頼りがいありそうアル!!」



「か、神楽ちゃん?何を言ってるのかな?」



「あ、名前はなんて言うんですか?」



おいまたスルーか。A来てから俺の扱い可笑しくない?



「如月Aだ」



「よろしくネ!!A!!」



俺が空気のまま、話が進んでいく。



ーー俺、不憫じゃね?

肆→←弐



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カニ - 小夜さん、頑張ってください。 (2016年9月13日 20時) (レス) id: 689b4df6a4 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ありがとうございます! (2016年3月29日 19時) (レス) id: 274b1170a3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 面白いですね!!! (2016年3月29日 19時) (レス) id: 7676931304 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:小夜 | 作成日時:2016年3月22日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。